「あるのに買ってしまう」から卒業! ストックのムダを省く保管術 リバウンドしない収納はどっち? (4)【連載】

#くらし   

「お皿、子どものおもちゃ、シーズンオフの洋服、家族の靴、なんだか上手く片付けられないなあ…」「前までは上手くいっていたのに、一人暮らし、引越し、結婚を機になぜか散らかりやすくなった…」と思っているあなたは、収納方法が間違っているのではなく、今の収納が合っていないだけ! 収納は生活にあわせて変えなければリバウンドしてしまいます。

整理・収納コンサルタントの須藤昌子さんがこれまで実際に聞いてきたたくさんの悩みから、あなたに合った収納を「どっち?」形式でご紹介。『リバウンドしない収納はどっち?』から一部を抜粋して全8回までお送りします。今回は第4回目です。

キッチン06 「あるのに買ってしまう」ストックのムダを省くなら?


【全画像を見る】ラップ、アルミホイル、クッキングシートは1種類に1個と決め、キッチンの引き出しを定位置に


A:引き出し収納で量を限定

ラベリングした調味料はメッシュボックスに入れてパントリーの目に見える場所で保存


B:残量を見える化する

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Aの収納法は…【〇】箱、紙ものにおすすめ! 自然と上限ができます

ラップ類は浅い引き出しを置き場所に決め、1種類に1つしか入らないように仕切りを作って管理します。スペースを限定すれば、在庫を確認しなくても自然に持ち物がセーブできます。スーパーのバーゲンは定期的に行われます。安売りのたびにあわてて買ってしまわないことを習慣にするのも収納上手になるための極意です。便箋、一筆箋、封筒、収納袋などの紙類は高さ3cmほどの引き出しに入れてみましょう。自然にこれ以上持たずに済みます。

Bの収納法は…【〇】粉、液ものにおすすめ。「あったっけ」がなくなる

調味料などのストックを必要以上に持たないようにするには、現在使っているものの量をいつも見ておく必要があるので、引き出しなどにしまわず、メッシュボックスに立てる収納がおすすめ。また、できるだけストックは持たず、今使っているもの=ストックと考えます。砂糖や小麦粉は大きめのケースに入れてそこから使うと、ストックを持たなくて済みます。透明ケースに入れ「見える化」を。

キッチン07 ものが取り出しやすくて見栄えのいい収納容器は?


浅い収納容器にものを入れる場合は立てて収納が基本


A:浅い容器

深さがある容器に入れると外から見えない


B:深さがある容器

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Aの収納法は…【〇】あえて半分見せる入れ方で使い忘れを防止

見せてもかわいい瓶に入っているものなどはあえて浅い容器に収納して◎。また、賞味期限が短い食材は見える場所に置いておきたいので、浅い容器が適しています。容器を引き出さずに出し入れすることができるのも便利です。よく使う食材は比較的浅い収納容器に入れて保管すれば、容器を引き出さずにワンアクションで取り出せます。洗剤類も浅めの容器なら取り出しやすくなります。

Bの収納法は…【△】同じ容器で揃えればきれいだが、取り出しにくい

引き出す手間がかかりますが、外から見えないので色が氾濫するのを防ぐことができます。同じ収納容器はいくつか並べるだけできれいにまとまって見えます。乾物やインスタント食品、調味料など賞味期限にまだ余裕がある食材を保存するのにおすすめです。たとえば、洗剤類はボトルの高さに合わせて深い引き出しにイン。中はメッシュボックスで仕切ると、引き出したときに動かないようになります。

著=須藤 昌子

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『リバウンドしない収納はどっち?』

リバウンドしない収納はどっち?


アメブロで大人気の著者、初の書籍! 大きさの違う食器を迷わずきれいにしまうには? 「あるのに買ってしまう」ストックのムダを省くなら?冷蔵庫内の食品や調味料をスッキリ収納するには? 形がいびつなシンク下、上手に活用するなら? など、プロが教える「なぜか散らかる」の解決法が載っています。

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著者:須藤 昌子
整理収納コンサルタント、フラワーデザイナー。自宅で整理収納セミナーとフラワーアレンジメントの教室を行っている。アメブロ 『ROOM-COZY 心地よい生活の始め方』を運営。整理収納アドバイザーとして、気軽に、「きれいにしたい」「人をいつでも呼べるお家にしたい」などの相談を日々うけている。

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