利用者を見かけたらどう対応する? 全国で広まっている“ヘルプマーク”

電車などでは高齢者や体の不自由な人に席を譲りたいものですが、一見健康そうに見えても持病などを患っている人も。そのような人が周りに助けを求めるために、“ヘルプマーク”というものが配布されています。
“ヘルプマーク”って一体何?
7月11日の「あさイチ」(NHK)で、“ヘルプマーク”について取り上げられました。ヘルプマークとは、心臓や脳などの内部障がいや発達障がいなど、見た目にはわかりにくい病気や障がいのある人が持つマーク。周囲の人に配慮を必要としていると知らせることができ、最近電車やバスの車内や駅構内で見かけるようになりました。
番組によると、ヘルプマークは現在24都道府県で導入されており、これまでに約22万個が配布されているとのこと。医師の診断書がなくても、都営地下鉄の事務所などで誰でも無料でもらうことができます。
全国的に広がりを見せていますが、実際に“ヘルプマーク”を持っている人を見つけたらどのような配慮をすれば良いのでしょうか。番組では、実際に使っている人の様々な悩みが紹介されました。
例えば空調の音などが大音量で聞こえてしまう「聴覚過敏」を持っているとある学生は、雑音がカットされるノイズキャンセリング機能つきのイヤホンをしています。しかし音楽を聴くためのイヤホンだと勘違いされることも多く、学内では「イヤホンをはずしなさい」と言われてしまうこともしばしば。そこで周りの理解を求めるためにヘルプマークを利用しているのですが、「ずっとヘルプが必要なわけではないので、助けていただける時にはヘルプが必要かどうか聞いてくれるとうれしい」と語っていました。
同番組のヘルプマーク特集に、視聴者からは「もっとヘルプマークを持っている人について理解が広まるといいな」「『聴覚過敏』とか見た目にはわからない障がいを持っている人には特に重宝されそう」といった声が。一方で「本当はヘルプマークがなくても皆が思いやりを持てればいいんだけどな…」という意見も寄せられています。
「ヘルプマーク」の“転売問題”

人々を助けるためのヘルプマークですが、最近ではとある問題も浮上している模様。以前配信された「朝日新聞デジタル」の「無料のヘルプマーク、ネットで売買 取りに行けない人も」という記事では、ヘルプマークの転売について報じられていました。
同記事では、「全国ヘルプマーク普及ネットワーク」の「フリマアプリ内での売買が後を絶ちません……。皆の税金で作り必要な方に無料配布している物で儲けようと商売している」というツイートを紹介。しかし実際にはヘルプマークの郵送を行っていない自治体もあるため、障がいで取りに行きづらい人はやむを得ずネット上で転売されたものを買ってしまうそうです。
今後各自治体はどのようにヘルプマークを普及させていくのでしょうか。より一般的になることを祈るばかりです。
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