家事を教える vol.8-1「考えごとで家事を楽しむ」 山崎ナオコーラのエッセイ

雑誌『レタスクラブ』で連載中の山崎ナオコーラさんのエッセイ「考えごとで家事を楽しむ」をレタスクラブニュースでも特別公開!
家事に仕事に子育てに大忙しの毎日。実体験に基づいた言葉で語られるからこその共感や、生活を楽しむためのヒントが隠されています。
vol.8「家事を教える」を4回に分けてお届け。今回は第1回目をお送りします。
******
子どもが生まれて、後追いが始まった頃、キッチンとリビングルームの間にベビーゲートを置いた。刃物や火を使って料理をしているときに子どもが入ってくるのを避けるため、区切ったのだ。
しかし、だんだんと力がついて、自分でベビーゲートをどかして侵入してくるようになり、意味がなくなった。
それでベビーゲートは片付けたのだが、子どもはものすごく食いしん坊なので、「お料理をしてもらわなければ、ごはんが出てこない」と理解できてからは、すんなりと離れるようになった。
「お料理していて危ないから、こっちに来ちゃ駄目だよ」
と説明すると、
「かあか、お料理」
と言ってリビングルームでひとりで遊んで待っていてくれる(子どもは私を「かあか」と呼ぶ)。
(続く)
文=山崎ナオコーラ イラスト=ちえちひろ
Information
1978年福岡県生まれ。埼玉県育ち。2004年『人のセックスを笑うな』で作家デビュー。エッセイ『指先からソーダ』『かわいい夫』『母ではなくて、親になる』、小説『美しい距離』、絵本『かわいいおとうさん』(絵ささめやゆき)などの著作がある。目標は「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。
山崎ナオコーラさんのTwitter
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募
「「お肉のギフト券3000円分」」
「8月29日は焼肉の日」キャンペーンで、おいしい国産肉をお得に食べよう!
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
-
1位工学部を志望したら「男子ばっかりでやりづらいだろ」と反対された女子学生の決断/マウンティング男の価値観をぶち壊した結果(1)
-
2位「私は夫が大嫌い」それでも夫の好物を用意してしまう妻の胸の内/離婚してもいいですか? 翔子の場合(1)
-
3位思い返せば認知症のサイン? 40代の母に感じた幼い息子の違和感
-
4位「作りたい」思いが燻ぶり続ける料理好き女性。ある日運命の出会いを果たして!?/作りたい女と食べたい女1(1)
-
5位1年後、私の夫は安楽死をする。夫婦が選んだ「その時」までの過ごし方/終末パートナー(1)
読みものランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細