「都合のいい人」にならないためには DJあおいの「人付き合いの処方箋」(7)【連載】 画像(1/2) 大切な人のために時間を使える人になりましょう

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第7回目です。

いつも特別な人にとってのヒーローでありますように

人がいい人、よすぎる人というのは周囲からの評判をとても気にします。他人からの評価でアイデンティティを形成しているタイプです。だから、頼まれると断ることができませんし、誘われても断ることができません。その相手が自分にとって大切じゃない人だったとしても、です。

いい人でいなければ嫌われると思い、一生懸命がんばって、どんな頼み事も断らずに引き受ける。「あなたがいて助かる」「いつも手伝ってくれてありがとう」と声をかけてくれる人もいるでしょう。でも、自分のことを嫌っている人は、何をしようがその評価は変わりません。

その人は「嫌い」という感情に何かしらの理由をくっつけているだけであって、その人のために変わろうとしても何も得るものはありません。それでも誰からも嫌われたくない、といい人になろうとして、頼み事をなんでも受け入れていると、それはただの「都合のいい人」になってしまいます。

さらにどんな頼みも断れない、ということで他にも弊害を作ってしまいます。大切な人、例えば友達だったり、恋人だったり、そういう人との時間がとれなくなってしまうのです。大切な人よりもどうでもいい人との約束を優先させてしまうことになります。

それは何のため? ただ、自分の評価を気にしての行動ではないでしょうか。実は誰のことも大事にしていない、ということになるのではないでしょうか。どうでもいい人のことはもちろん、大切な人のことも。

結果、自分も大して得もしない。大事な人ほど大事にしないから、好きな人も離れていってしまいます。他人のために生きているような人になってしまうわけです。むしろ、損をしていると言ってもいいかもしれません。それが人のいい人、よすぎる人ですね。まるで、地球を守っている間に大事な人を失ってしまうような悲劇のヒーローです。

万人にとっていい人になんかならなくていいんです。自分が大切だと思っている人、自分のことを大切だと思ってくれている人のことを第一に考えることが結果的には自分の幸せにつながります。

まずは、自分の中で優先順位をつけてみましょう。誰との約束を最優先にするか、誰からの頼まれ事は引き受けるようにしたいのか。特別な人って、存在しているからといって、自分にとって何か得があるわけではありません。いなくなっても、きっと生活には支障はないでしょう。でも、いなくなったらすごく傷つく人たちは自分にとって大切な人です。そんな人たちのことを大切にしてあげてください。

人間関係至上主義というのは『いい人』という名の『都合のいい人』を生産するためのものでしかない。人間関係にうるさい人ほど都合のいい人を欲しがっているだけ。そんな人の言うことを聞いていたらその人にとっての都合のいい人になるだけ!!

真面目にやっていたって何もいいことはない

世の中では真面目であること、いい人であることを美徳としている場合が多いです。真面目に、いい人になろうとしている人も少なくありません。しかし、必ずしも美徳ではありません。

真面目な人、いい人は社会にとって「都合のいい人」であることがほとんどです。そのまま都合のいい人として利用され続けることになります。「そんなことはない! がんばっていれば誰かが見ていてくれる! 我慢していればきっといいことがある!」そんな根拠のない希望にすがりつき、耐える人もいますが、実際は誰も見ていません。何もいいことも起こりません。

その証拠に大成する人、出世する人はみな利己的でわがままで、それを押し通すだけの実力をつけた人です。決して「真面目な人」「いい人」ではありません。ただ損をするだけです。真面目な人って怒られやすいんですね。苦境でもグッと我慢しちゃう。結果、ヘラヘラしている人よりも上司や先輩から怒られるターゲットにされやすいんです。

だから、真面目になる必要も、いい人になる必要もないんです。上司や先輩たちが「真面目にやれ」だのなんだの言ってくるのは、都合のいい駒を増やしたいだけにすぎません。耳を貸すだけ無駄です。言われた通り真面目になったって、社会の養分になるしか道はないのですから。

自分のわがままを主張しましょう。そのわがままに責任を持ちましょう。わがままを押し通すだけの実力を養いましょう。出世したいのなら、真面目でいい人はできるだけ早く卒業したほうがいいですよ。

著=DJあおい