人と人を比べて見てしまう人 DJあおいの「人付き合いの処方箋」(12)【連載】 画像(1/2) 「人と人を比べて見てしまう人」は不満の堂々巡りをしてしまう

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第12回目です。

なぜ自分の長所は分からないのか

履歴書を書くときに「長所」の欄で手が止まる。短所はすぐ書けるのに。自分の長所ほど分からないものはないですよね。では、他人の長所はどうでしょうか。すぐに分かりましたか? その人の長所はおそらく自分にはないものです。当の本人はというと、自覚していない場合がほとんどです。

自分に備わっているものは「当たり前」、備わっていないものを「特別」だと認識してしまいます。どんなすばらしい能力で、他の人にはできないことだったとしても、自分に備わっているものなら「当たり前」のことになります。優しい人は他人に優しく接することが特別なことだとは思っていません。当たり前なんです。

手先が器用な人は細かい作業もなんなくこなしますが、それも特別なことだとは思っていません。「どうしてこの人はこんな簡単なこともできないんだろう?」と思うのは、自分にとっては当たり前のことだから。できない人はその「当たり前の能力」を長所だと思うのです。

人というのは、当たり前だと思えることしか続かないものです。その当たり前が自分の魅力であり、生涯寄り添うことになる自分の長所なんです。逆に当たり前だと思えていない部分についてはまだ長所となっていないとも言えるかもしれません。長所は別に自分で分からなくてもいいんです。きっと誰かが教えてくれるはず。そのときは「へえ~そうなんだ~」と頷いておけばいいんです。

人と人を比べて見てしまう人

「自分と他人」を比べて自信を喪失してしまう人は、一体どんな人なのでしょうか。まず人と比べてしまうポイントというのは自分が劣等感を抱いている部分になります。要するに自分の短所にフィーチャーしてしまうんです。

そして比べる対象になる人は自分が劣等感を抱いているところを『長所』としている人なんですね。つまり自分の短所と他人の長所を比べて見ているわけです。そんな比べ方をすれば、そこに圧倒的な差があることは必然です。もう、完膚なきまで自信を喪失してしまうわけですね。

「人と人を比べて見てしまう人」というのも似たようなものです。例えば「気は優しいけど料理が下手」という女性がいたとします。その人とお付き合いしている男性が「人と人を比べて見てしまう人」だったとします。その人は次第にその女性の「料理が下手」というウィークポイントばかりにフォーカスしてしまうようになるんですね。

そこに「料理は上手だが性格最悪」という女性がいたとします。男性は「料理が下手」という不満が全てになってしまっているので彼女たちの性格はすでに眼中にないわけです。

そこで「料理は上手だが性格最悪」な女性に鞍替えしたとします。するとしばらくしたら「その女性の性格」に不満を抱いてその不満が全てになってしまうわけですね。そんな不満の堂々巡りをしてしまう人が「人と人を比べて見てしまう人」なんですよ。要するに「人を見る目」がない人なんですね。

人を見る目のない人の評価なんて傷ついてあげる価値もないものなので、自分は自分で「自分になる」ことに夢中になってください。誰が何と言おうと自分を好きになれる自分になった者が勝者なんですよ。

著=DJあおい