人の悪いところばかりが目につくわけ DJあおいの「人付き合いの処方箋」(15)【連載】 画像(1/2) 実は「イライラしている から人の悪いところが目につく」場合がほとんど

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第15回目です。

人の悪いところばかりが目につくわけ

「人の悪いところが目についてイライラしてしまう」のは、実は「イライラしているから人の悪いところが目につく」という場合がほとんどです。そのイライラは何が原因かというと、自己肯定ができないコンプレックスからきているんです。こういうときは、「自分の価値」を見失っているときで、自分自身の存在に疑問を感じてしまっているんですね。

人間にとって、安心できるお付き合いというのは「対等であること」です。なので、自分の価値と相手の価値を対等なものにしようとする心理が働くのです。つまり、自己肯定がしっかりできているときは、相手にも同等の価値をつけようとしてよいところが目につくんです。

逆に、自己評価が低いときは、相手を自分と同等な価値に引きずり下ろそうとして、悪いところが目につくようになってしまっています。意味不明なイライラ感は自己評価が低いときの初期症状です。そしてそれは、自分が変化しなければならないとき。人にイライラしているパワーは自分を変えるための燃料に使うべきなんですよ。

ちなみに、イライラするかどうかは別として、「人の悪いところ」って誰にでも分かる部分なんです。人は見ている人に似ていく生き物です。なので、人の悪いところばかり見ている人は悪い影響ばかり受けて悪い方向へ変わっていきます。

逆に、人のいいところを見抜くとなると観察力が必要になります。さらに賢い人はそのいいところをどんどん真似して成長していくことができるんです。人をよく見ていれば、観察力は高めることができます。観察力がない人は他人よりも自分ばかり見ていますから。人に興味を持つようにしてみてくださいね。

誰かが悪くなければ気が済まない教

自分の正当性に自信がないとき、人は誰かのせいにしてしまいます。間違って自分が悪者になりたくないから。でも、誰も悪くないときってあるんですよね。例えば、友達にドタキャンされたとき。ドタキャンされたほうが悪いの? と言う人がいますが、誰が悪いのか考える前にまず、「何かあったのかな?」と心配するのが先じゃないでしょうか。めんどくさい人ってすぐに被害者になろうとするんですよね。傷ついた、私がかわいそう、とか。

怒ったり悲しんだりするよりも先に話を聞く。それぞれ視点が違うのだから、その視点のすり合わせをする必要があります。そうすることで「ケンカ」ではなく「話し合い」をすることができます。話し合いとケンカの違いは「そこに善悪を持ち込んでいるのか」というところにあるんです。話し合いは関係を深くするものになりますが、ケンカは関係を消耗するだけのものになってしまいます。

でも、どうしても話し合いに持ち込めない、いつもケンカになってしまう。そういう人はまず相手の行動に対して疑問を持つようにしましょう。「どうしたのかな?」「何かあったのかな?」それってささやかな思いやりなんですよね。まずは自分の感情は置いといて、相手のことを考えてみましょう。そうすれば自然とケンカにはならないはずです。

自分の正当性に自信を持つのは悪いことではありません。自信があれば、感情的になる必要もなくなります。誰かを悪者にしようとしたときは、まず自分の頼りない自信と向き合ってみてください。そうすれば、すぐにただ意見がすれ違っただけで誰も悪くないということが分かるはずです。

著=DJあおい