残業ばかりの企業は“心理的安全性”が足りないのかも? グーグルが実践している仕事術

昨年「日本生産性本部」が発表した「労働生産性の国際比較」というデータによると、日本の労働生産性は主要先進7カ国の中で最下位。OECD加盟35カ国の中でも、20位という結果でした。一体どのようにすれば、日本の企業や労働者はより高い労働生産性をたたき出せるのでしょうか?
チーム力を上げる「心理的安全性」とは?
今年8月に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)では、経済評論家・勝間和代さんがグーグルのチームマネジメント術をプレゼン。世界的企業であるグーグルが研究の末にたどり着いた、社員の生産性を上げる方法が紹介されました。
番組で勝間さんは、グーグルが社員の生産性を高める上で最も重視している「心理的安全性」をピックアップ。他者への心づかいや共感、理解力のことで、「心理的安全性」のない集団は生産性が低くなるといいます。
このことは2012年にグーグルが行った、「プロジェクト・アリストテレス」という調査で発見。チームの生産性を高めるための一大プロジェクトで、組織心理学や社会学の専門家を招き4年の歳月をかけて行われました。その結果、チームの生産性に個人の能力などはそこまで関係していなかったとのこと。それよりも重要だったのが、「心理的安全性」の有無だったそうです。
勝間さんは「心理的安全性」のメリットについて、「他人を自然に助けられる」「強み弱みを理解して適材適所に配置できる」の2つを提示。「心理的安全性」を向上させるためには自分の“弱み”を見せることが重要で、勝間さんは「(相手に)弱いところがあるからこそ、私たちは助けてあげようと思うんですよ」とも解説していました。
これに視聴者からは「うちの会社絶対“心理的安全性”が低いわ… だから生産力がないのか」「毎日のように残業するブラック企業が日本で問題になってる原因も、“心理的安全性”に関係ありそう」「信頼関係を築けていないチームは良くないって当たり前のことなんだけど、何故かないがしろにされがちだよね」といった声が寄せられています。
グーグル社員は会議に5日間しかかけない?

以前からグーグル社員の仕事術は度々メディアで取り上げられており、昨年「東洋経済オンライン」は“スプリント”を特集。これは“超短期集中型会議”のことで、グーグルは新製品やサービス開発などの会議をたった5日間で行っているそうです。
一体どうしてこのような会議の形式をとっているのでしょうか。“スプリント”の生みの親であるジェイク・ナップさんは、「通常、何か新たなプロジェクトに取り組んだ場合、決断をしてその決断に自信を持つのに何週間も何カ月もかかる。スプリントの場合、(プロトタイプが)失敗したとしても、翌週また次のスプリントをやればいい」「それで製品に対する自信が持てるのであれば、通常のやり方でやるよりずっと早い」と答えていました。
世界的な一流企業の仕事術を上手く取り入れれば、日本企業の労働生産性も回復できるかも?
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