DA PUMPからブルーハーツまで! 各自治体が“替え歌”を地方PRに有効活用

ちょっとした遊び心で、歌詞にアレンジを加える“替え歌”。例えば童謡の一部を替えて歌った経験を持つ人も多いかもしれません。そんな替え歌の持つ不思議な魅力を使って、地方PRにつなげる動きが増えているようです。
大人気曲「U.S.A.」が地方PRの有効手段に!
7月に発生した「西日本豪雨」で大きな被害を受けた岡山県では、インターネット放送局『瀬戸内サニー』が早期復興につなげようとPR動画を公開。岡山県の伊原木隆太知事が登場して「観光で岡山を元気に! ぜひ岡山にお越しください」とアピールしたのち、DA PUMPの楽曲「U.S.A.」のリズムに乗せた替え歌が始まります。
市民が原曲の“いいねダンス”を笑顔で披露しながら、サビ部分を「カーモンベイビーオカヤマ!」と“アメリカ”から変更。各地でロケを行いながら「どこでも桃太郎いる」「世界に届け、児島デニム」といった歌詞が展開され、最後は宗忠神社の境内で大勢の市民が「心は、晴れ晴れ」と歌い上げました。
軽快なリズムと“ダサかっこいいダンス”が話題の「U.S.A.」は岡山以外でも替え歌になっていて、宮城県栗原市ではエンターテインメントユニット「パンダライオン」がカバー。タイトルを「I.N.K(田舎)」ともじり、歌詞も“田舎”であることを逆手にとって「インパクトのある田舎じゃない」「FM入らない場所がちらほら」「止まらない過疎化にインスパイア」「カモンベイベー栗原」とアピールしています。
こうした「U.S.A.」の替え歌ブームにネット上も大盛り上がりで、「どの歌詞もよく考えられてるよね(笑)。もっと増えてほしい~」「一度聞くと頭から離れないメロディーだから替え歌にしたくなるの分かるなぁ」「カモンベイベーってフレーズだから、確かに地方PRに結びつけるのは上手い発想」といった声が。
広島県呉市の替え歌地方PRがスゴい!

「U.S.A.」に限らず有名楽曲を替え歌にする自治体はほかにもあり、広島県呉市ではまさかの2年連続でPR曲を制作。歌詞の遊び心のほか、完成度の高い“本気”の動画も話題を呼びました。
2017年2月に発表された第1弾は、TRFの「CRAZY GONNA CRAZY」をもじった「呉ー市ー GONA 呉ー市ー」。呉市のキャラクター“呉氏”がバックダンサーを従えたダンスチューンで、歌詞には「呉ー市ー GONA 呉ー市ー 船がある街並みを」「星が降る灰ヶ峰」「呉ばわかるから」といったフレーズが。
第2弾はTHE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)の「TRAIN-TRAIN」をもじった「呉IN-呉IN」で、「呉駅に向って走るあの列車に乗って行こう」「本当の呉を教えてお呉よ」と計55カ所に「呉」を入れてPR。ミュージックビデオは海上自衛隊の協力で自衛艦の甲板でも撮影されたほか、呉市の景観がドローン撮影によって息を飲むスケールで映し出されていました。
力作から思わず笑ってしまうような作品まで、地方PRに活用されている替え歌の世界。次はどんな楽曲に目が止まるのか楽しみですね。
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