「還暦片づけ」や「古希片づけ」が有効!? 実家にものが溜まってしまうメカニズム&解決法

#くらし   
両親が元気なうちに進めておきたい“実家の片づけ”


家の掃除や片づけは、できるだけ小まめに続けたいもの。最後に片づけをしてから間を空けるとものが次々と溜まり、整理整頓のモチベーションを低下させる恐れがあります。

片づけが最も大変なスポットは“実家”?


今年の8月末に放送された「ノンストップ!」(フジテレビ系)には、実家片づけアドバイザーの渡部亜矢さんが登場。意外と苦労しがちな実家の片づけについて、注意すべきポイントをピックアップしてくれました。実家の整理は、両親が年をとっていくにつれハードルが大きく上がっていくようす。

渡部さんは、ものが溜まっていく実家に直面した“子ども世代”が陥りやすい不安要素に注目。「(親がものに)つまずいて転んでしまうと骨折して入院する恐れがある」と指摘し、「退院して自宅に戻ってきた時に介護ベッドや紙おむつ、薬を置く場所がない」と具体例を挙げ“負のスパイラル”について説明しています。

また親が亡くなった後にものを片づけると手間がかかるだけでなく、「費用がかさんでしまう」と警鐘を鳴らしていました。渡部さんは「一軒家だと100万円以上かかるケースもある」ともコメントしており、「親が元気なうちに実家の片づけをすすめるべき」と早めに実家の掃除に着手することを勧めています。

視聴者からは「確かに、両親が亡くなった後での実家掃除は大変だった…。大切なものをどこに保管してあるかすら分からない“手探り状態”で始めたから、掃除のペースもかなり遅くなったよ」「実家の荷物が増えていくのを見て思ったけど、年をとると『ものを捨てる』行為が重労働になるのかもしれないね」といった共感の声が続出。次第に実家が“ものだらけ”となっていくケースはかなり多いようでした。

実家にものが溜まってしまう要因


 【写真】不要なものは少しずつでも処分していくのがベター!


実家には何故ものが溜まっていくのでしょうか。昨年放送の「クローズアップ現代+」(NHK)では、生活コンサルタントの大久保恭子さんが「実家にものが増えるメカニズム」を解析しています。

大久保さんは年をとるほど「ものに愛着が湧いてしまう」と指摘。「親が長い人生をかけて集めてきたものは、全て自分の分身。アイデンティティーを示すものなので、それを捨ててしまうのは喪失感に繋がってくる」と補足しました。

人間にとっては避けられない「老化」も要因の1つ。年をとると筋力だけでなく判断力や記憶力が衰えて、整理整頓が難しいコンディションになってきます。

両親が元気なうちに実家の掃除を済ませるため、大久保さんは「還暦とか古希とか、そういった時に記念行事・イベントとして、『還暦片づけ』とか『古希片づけ』を親戚一同でやってみるといいのではないでしょうか?」とも提案していました。

後からドタバタしないように、実家の片づけは計画的に行った方が良さそうですね。

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