洗濯王子が伝授! 収納前にやっておきたい布団のお手入れの仕方

●条件はあるけど...洗濯機で「洗える」
洗濯液の温度は40℃が限度。洗濯機の弱水流(おしゃれ着洗いコースやソフトコースなど)で洗えるという意味です。

●手洗いなら「洗える」
洗濯液の温度は旧タイプが30℃、新タイプが40℃を限度とし、やさしい手洗いができるという意味。どちらも洗濯機は使えません。

●残念ながら水では「洗えない」
残念ながら×がついていたら、水洗いはできないという意味です。クリーニング店へ持っていって、プロに任せましょう。
布団洗いのポイント!掛け布団は洗濯ネットで片寄り防止
中綿が化繊綿や羽毛・羽根なら家庭でも丸洗いできます。中綿が片寄らないよう、洗濯ネットに入れるのがポイント。
●1:目立つ汚れは最初に部分洗い
手指や顔などの皮脂で汚れている部分は、歯ブラシにおしゃれ着用洗剤をつけて、こすり洗いします。汗じみなどの黄ばみ汚れは、酸素系漂白剤を直接つけてなじませて。どちらも約40℃の湯ですすいでおきます。


●2:洗濯槽のサイズに合わせて畳み、洗濯ネットへ
洗濯槽の大きさ(直径)に合わせて、布団を畳みます。縦に2~3回蛇腹折りにしたあと、端からロールケーキのようにクルクル丸めて。そのまま布団用大型洗濯ネットへ入れます。


☆ネットがなければひもで縛ってもOK
●3:洗濯機の大物コースか毛布コースで洗う
おしゃれ着用洗剤と酸素系漂白剤を使って洗濯機で洗います。すすぎ残しを防ぐため、水を多く使う大物コースか毛布コースを選びましょう。酸素系漂白剤は除菌・消臭効果があるので、収納前の洗濯にはぜひ使って。

●4:M字干しして中までしっかり乾かす
脱水後はすぐに洗濯機から出します。少しでも多くの面に風が当たるよう、後述で紹介しているM字干しを。基本的に布団の色あせ防止に陰干しがおすすめですが、羽毛など中までしっかり乾かしたいなら天日干しでも。
タオルケットの汗や汚れはびょうぶ畳みでスッキリ!
汚れが効率的に浮き出るよう、びょうぶ畳みにするのがコツ。パイルの引っ掛かり防止に洗濯ネットを利用して。
●1:目立つ汚れは最初に部分洗い
掛け布団と同様に、最初に目立つ汚れは部分洗いしておきます。ただし、タオルケットは羽毛などの掛け布団ほどデリケートではないので、皮脂汚れには3で使う液体洗剤を使えばOK。汗じみ・血液汚れには酸素系漂白剤を。

●2:汚れが外側になるように畳む
汚れ部分がなるべく外側になるように畳むのがポイント。まずは縦に4つほどびょうぶ畳みにし、さらに端から何回かびょうぶ畳みに。写真のように立って上から前後に重ねていけば簡単! そして、洗濯ネットに入れます。
●3:大物コースか毛布コースで洗う
液体洗剤と酸素系漂白剤を使って、洗濯機の大物コースか毛布コースで洗います。特にタオルケットは黄ばみやしみになりやすい汗を吸っているので、きちんと落とすためにも酸素系漂白剤を忘れずに。好みで柔軟剤を使ってもOK。
●4:三角干しか蛇腹干しで乾かす
後述の干し方を参考に、スペースに余裕がある場合は三角干しに、余裕がない場合は蛇腹干しにします。ハンガー3本を使って蛇腹干しにしたときは、途中で面の上下を変えれば、半分だけ乾きが不充分ということもありません。
押さえておきたい“干し方”はこの3つ!
●さお2 本使った M字干し

物干しざお2本に、Mの字になるように掛けます。布の重なりがないので全体に風が当たり、速くしっかり乾く!
●さお1 本でOK!三角干し

物干しざお1本に、三角形になるように掛けます。下向きの角を2つ作ることで効率的に水分が抜けていきます。
●省スペースが◎ 蛇腹干し

ピンチハンガーに蛇腹状に干せば省スペースに。縦半分に折ってからハンガー3本にたるませて掛け、干す方法も。
撮影=小林愛香 編集協力=岸田直子 監修=中村祐一
Information
国家資格クリーニング師。長野県のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。分かりやすい洗濯アドバイスに定評があり「洗濯王子」の愛称でテレビ、雑誌などで活躍中。
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