叱るより褒める方が効果的!? 「褒めの先制攻撃」で子どものやる気を引き出す方法

子どもに対して声を荒げてばかりだと、親子の信頼関係にヒビが入ったり家庭内の空気が悪くなってしまいます。お互い楽しい気持ちで毎日を過ごすヒントとして、叱らずに子供を伸ばす子育てのコツをご紹介しましょう。
叱るより先に褒める子育て
9月28日放送の「ごごナマ 助けて! きわめびと」(NHK)では、子どもを叱らない教育方法を特集。教育経論家・親野智可等さんが、褒め方の極意や子どもにやる気を出させる方法について教えてくれました。
小中学生の保護者を対象にしたアンケートでは、子どもを叱りすぎて後悔している人が83.8%もいることが明らかに。やみくもに子どもを叱ってばかりいると、聞き流すことを覚えて育児としては逆効果になってしまいます。親野さん曰く、子どもを育てるためには叱るより先に「褒めの先制攻撃」を意識することが大切。できるようになってから褒めるのではなく、日常的に褒めるポイントを見つけてあげれば子どもが自然とやる気になります。
例えば宿題やテストなどを見てあげる時は、「字が大きいね」「ちゃんと書けたね」など小さなことから褒めてあげましょう。勉強以外でも、普段は散らかっている部屋が机の上だけ綺麗だったり、本棚の本が整頓されていたらきちんと言葉にして褒めます。全体ではなく、細部に注目してできているところを探すのがコツですよ。
自分1人で褒めるのではなく、家族や先生に協力してもらうやり方も効果的。同じことを複数の大人から褒められることで、より自信に繋がります。忙しくて褒めるのを忘れてしまう時は、アラームを設定して褒める時間を設ける方法もおすすめ。毎日欠かさず行って、子どもの変化を見つける目を養いましょう。
叱らなければならないときの注意点

褒めることが大切とはいっても、どうしても叱らなければならない場面に直面することも。親野さんの公式サイト「親力」では、子どもを叱る時に気をつけるべきことも解説されています。
人前で子どもを叱りつけてしまうと、まったく話を聞かなくなってしまう場合が。小さな子どもでも恥を感じる気持ちは充分持っているので、恥ずかしさで頭がいっぱいになってしまうからです。叱るときは兄弟やほかの子がいないところで、静かな落ち着いたトーンで話しかけましょう。親が一方的にまくしたてるのではなく、子どもの言い分に耳を傾けることも忘れずに。
人前で叱られる経験が続いてしまうと、子どもは親を恨むようになります。兄弟関係にも悪影響が出て、素直に自分の悪いところを認められない子になってしまうでしょう。見せしめという名目で子どもを叱る大人もいますが、これは全く無意味な行動。他の子どもをけん制することができても、叱っている子本人の心には何も届いていません。
こういった心理は大人も子どもも変わらないため、大人相手にやらないことは子どもが相手でもNG。親だからと高圧的にならず、ひとりの人間として子どもと向き合えるといいですね。
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