彗星はなぜ長い尾を引いているのか 眠れないほど面白い地球の雑学(29)【連載】

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地球の雑学 その29


地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第29回目をお送りします。

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彗星はなぜ長い尾を引いているのか


長い尾を引いて輝く彗星は、日本ではその形が掃除に使う「竹ぼうき」に似ていることから「ほうき星」とも呼ばれる。その正体は、直径数キロメートルの「核」と呼ばれる氷と岩のかたまりだ。氷の表面に、岩が砂のようについている様子から「汚れた雪玉」とも呼ばれるが、太陽に近づくと熱せられ、ガスやチリを放出し、核の周囲に「コマ」と呼ばれる大気をつくる。さらに、放出されたガスやチリは、太陽から噴き出すプラズマ(太陽風)に流されて「尾」をつくり出す。

このようにしてつくられた彗星の尾には、二つの種類がある。

一つは、太陽と反対の方向にまっすぐ伸びる尾で、青く見えるのが特徴だ。これは核から放出されたガスが電離し、イオンになったものからできているため、「イオンテイル」と呼ぶ。もう一つは、幅の広い曲がった尾で、太陽の光を反射して白っぽく見える。これはチリでできているため、「ダストテイル」と呼ぶ。

太陽に近づくほど、核から放出されるガスの量が増えることから、尾は伸びていく。その長さは、長いものだと数億キロメートルに達するそうだ。

こうした彗星が、いったいどこで生まれたのかというと、その出自は二つあると考えられている。一つは、アイルランドの天文学者ケネス・エッジワースとアメリカの天文学者ジェラルド・カイパーが考えた、海王星の外側に広がる「エッジワース・カイパーベルト」。もう一つは、オランダの天文学者ヤン・オールトが考えた「オールトの雲」である。しかし、太陽から1光年も離れた場所まで広がるオールトの雲に関しては、現在もまだその存在が明らかになっていない。

著=雑学総研

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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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