オーストラリアの東に世界7番目の大陸「ジーランディア」が存在する!? 眠れないほど面白い地球の雑学(33)【連載】 画像(1/2) 地球の雑学 その33

地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第33回目をお送りします。


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オーストラリアの東に世界7番目の大陸「ジーランディア」が存在する!?

1990年代に行なわれた観測衛星による海底地形調査で、オーストラリアの東側の海底約1000メートルの地点から驚くべきものが発見された。そこには、オーストラリア大陸の約6割にあたる、約490万平方キロメートルもの面積を持つ大陸が水没していたのである。

地球で7番目の大陸にあたる、「ジーランディア」と呼ばれるこの大陸は現在、ニュージーランドとニューカレドニアだけが海面より上に突き出ている。全体の94パーセントが水中にあることから、そもそも大陸とみなすべきなのか、研究者の意見は割れている。

しかし調査の結果、大陸性にしか含まれない花崗(かこう)岩や変成岩が見つかっている。また、地球の表面を覆っている地殻には、厚さ約6キロメートルの海洋性の地殻と、厚さ30~40キロメートルの大陸性の地殻があるが、ジーランディアの地殻が約20キロメートルあることも、その根拠となっている。

現在までにわかっているのは、ジーランディアはかつてオーストラリアの一部だったということだ。約8000万年前、オーストラリアや南極などによって形成されていたゴンドワナ大陸の東側部分から分裂したが、約2000万年前にほぼ全域が水没した。しかし、どうやって分裂したのかについては未解明な部分が多く、二つの仮説が提唱されている。

一つは、地球内部から高温のマントルが上昇するホットプルームという現象がオーストラリアを突き上げて分裂させたとする「マントルプルーム説」。もう一つは、オーストラリアの東側では海洋地殻が陸の下に沈み込んでいるが、その縁が何らかの影響で引き伸ばされて分裂したとする「ロールバック説」である。どちらの説が正しいのか、その議論は今も続けられている。

著=雑学総研