キリンは1日20分!? 肉食動物より草食動物のほうが睡眠時間は短い 眠れないほど面白い地球の雑学(42)【連載】

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地球の雑学 その42


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『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第42回目をお送りします。

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キリンは1日20分!?肉食動物より草食動物のほうが睡眠時間は短い


睡眠をきちんと取るのが、健康で長生きの秘訣(ひけつ)。人間なら7~8時間の睡眠がよいとされるが、そもそも動物の睡眠時間はどのくらいなのだろうか。

まず、睡眠時間が短い動物の筆頭が、キリンである。キリンはなんと、1日わずか20分ほどしか眠らない。しかも、熟睡しているのはそのうち1、2分だともいわれている。

ゾウやウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジなども、睡眠は2~3時間だけ。これら大型の草食動物は、大量の草を食べなければ必要な栄養素をとれないので、食事に長い時間がかかる。牧場で見るウマやウシがいつもモグモグやっているのは必要に迫られてのことなのだが、そのぶん睡眠時間が短くなるし、そのうえ草食動物は肉食動物に狙われるため、常に警戒していなくてはならない。少し寝ては目を覚ますというコマ切れの寝方で、しかもいつでも逃げられるよう立ったまま寝るのが普通なのだ。

これに比べ、肉食動物の睡眠時間は長い。ほかの動物に狙われる心配が少なく、食事にしている肉は高タンパク高カロリーなので、倒した獲物をガツガツ食べればおしまい。ライオンやオオカミは10~15時間も眠っているし、ペットとしておなじみのイヌは10時間、ネコは12時間ほど眠っている。

草食動物でも、巣をつくるネズミやリスは、それを安全なねぐらとして12~14時間ほど眠っている。そして長く眠る特殊な例が、コアラとナマケモノである。コアラはなんと22時間も眠っているが、これは唯一のエサであるユーカリの葉に毒が含まれているため、長い睡眠をとって自分の体内で解毒しているのだという。木にぶら下がって過ごすナマケモノも、20時間も眠っている。ナマケモノはひどく動きが鈍いのだが、動かないで木の葉にまぎれていることで、かえって敵の目から逃れられるのだという。長すぎる睡眠にも、上手に生きていくための理由があるのだ。

著=雑学総研

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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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