動物によって見えている「色」が違う!? 眠れないほど面白い地球の雑学(44)【連載】

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地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第44回目をお送りします。


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動物によって見えている「色」が違う!?

子どもの頃、「イヌやネコは色の区別ができないので、すべて白黒にしか見えていない」と書いてある本を読んだことはないだろうか。

だが現在では、動物も色を識別していることがわかっている。それでも動物によって、見える色は違っている。

動物は、「錐体(すいたい)」という細胞の中にあるタンパク質の「オプシン」によって色を見分けている。錐体は網膜の中にある光センサーのようなもので、人間やチンパンジーには3種類の錐体があり、それぞれが赤、緑、青の光によく反応する。そしてこの3色の組み合わせで、細かい色まで区別している。

だがイヌやネコ、ウシ、ウサギ、ネズミなど多くの哺乳類は、赤と青の2種類の錐体しか持っておらず、人間ほど細かい色の識別はできていない。とくに苦手なのは、赤と緑の区別だという。

そして、人間よりもっとカラフルな世界で生きているのが、錐体が4種類あって人間には見えない紫外線まで見える爬(は)虫類や鳥類である。魚やカメの中にも、4種類以上の錐体を持つ種がいる。

虫の目のしくみはこうした動物とはずいぶん異なっているが、チョウやハチを研究した結果、色の区別が細かくできていることが判明した。アゲハチョウには光センサーが六つもあり、そのうち四つを使って色を見分けている。

虫の目で見ると、この世界はずいぶん様相が違っていることだろう。たとえばモンシロチョウは、メスの羽だけが強く紫外線を反射するしくみになっており、チョウの世界ではモンシロチョウのメスは相当目立つ存在だと考えられる。

生物によって見える色が異なるのは、天敵を避けてエサを手に入れ、生殖をするために、それぞれ必要な色覚が発達した結果だという。

著=雑学総研

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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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