相手を分かった気になって安心したいだけ? 世界中で日本人だけが“血液型”にこだわる理由

「A型は几帳面」「O型は大ざっぱ」など、日本人は“血液型”で性格を判断することが少なくありません。
しかし2014年には社会心理学者が日米1万人以上のデータを基に、血液型と性格の関連性を大々的に否定しています。
にもかかわらず、なぜ日本人は血液型の話で今も盛り上がるのでしょうか。
血液型にこだわるのは世界で日本人だけ!
12月3日に放送された「新説! 所JAPAN」(フジテレビ系)では、日本人が血液型にこだわる理由を徹底追及。
そこには、日本人らしい“ある秘密”が隠されていました。
実は外国人のほとんどが、日本人ほど血液型にこだわっていません。
中には自分の血液型を知らない、または忘れている人も多いようです。
そんな外国人に「日本人は血液型と性格を結びつける」と伝えてみると、「たった4つの型で性格を分けるなんて単純過ぎない?」「関係ないんじゃないかな。輸血をしたって性格が変わったりはしないだろ?」と冷静過ぎるコメントが。

聖徳大学心理学科の山岡重行先生によれば、“ABO式”の血液型が発見されたのは1900年のこと。
それに伴いドイツの学者・デュンゲルン博士は、1910年に行った研究の中で世界中の人と動物の血液型を調べます。
するとヨーロッパではほとんどの人がA型とO型、対してアジアの方ではB型が多いと判明。
さらに動物は、チンパンジー以外ほぼB型ということも発見します。
この研究結果から、「アジア人はヨーロッパ人より劣っている」と差別的な認識が広がっていきました。
つまり当時は、集団や国民を指す概念として血液型を取り上げる傾向があったよう。
諸外国には、人種や宗教の違いなど人間を区別するための材料が数多くあります。
しかし日本では分かりやすいカテゴリーがないため、「血液型で分類し、相手を理解したつもりになって安心したい」と山岡先生は分析していました。
番組を見ていた視聴者からは、「確かに日本人だけ不自然なほど血液型にこだわるよね」「外国人が自分の血液型を把握していないことに驚いた」「もうそろそろ血液型と性格を結びつけるのはやめた方がいいかもね」と反響の声が相次いでいます。
占い程度でお気楽に楽しむ方がいいかもしれませんね。
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