断食してもウンチは出る? 眠れないほど面白い地球の雑学(91)【連載】 画像(1/2) 地球の雑学 その91

地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第91回目をお送りします。


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断食してもウンチは出る?

「断食(だんじき)」というと何かの修行かと思うが、最近では、美容や健康のために断食する人もいるらしい。つい食べ過ぎる人なら興味をひかれるところだが、断食したらそもそもウンチは出なくなるのだろうか。

人間は食べた物を消化吸収すると、オシッコやウンチにして排出する。そのため、ウンチは栄養素をしぼりとった食べ物の残りカスと思われているが、ウンチの成分はそれだけではない。

まず、胃に入った食物はそこである程度消化され、小腸に送り込まれてさらに消化・吸収される。それから大腸に送り込まれ、大腸で吸収されなかったものがウンチになる。大腸は水分をしぼってウンチの形をつくり、肛門から排出させる。

体外に排出されたウンチの80パーセントは水分である。そして残りの固形分のうち、食べ物のカスは3分の1から2分の1程度で、ほかは古くなった腸粘膜や腸内細菌、その分泌物や排泄物(はいせつぶつ)で占められている。つまり、水分を除けばウンチの中の食べ物のカスは半分またはそれ以下なのである。

そのため、たとえ断食してもウンチは出続ける。人間が生きているかぎり、腸粘膜ははがれ落ちるし、腸内細菌も働いて分泌物や排泄物を出し続けるからだ。

また、ダイエットのため食べ物の量を極端に減らしたり、病気で何も食べず点滴だけで栄養分をとったりしても、やはりウンチは出る。もっとも、断食の期間が長くなれば食べ物のカスは出なくなるので、ウンチの量は次第に少なくなる。

著=雑学総研