ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(1/7) 2019年は「最強の貯まる女」を目指そう!

「2018 年もお金が貯められなかった…」という人、注目! 2019 年こそ「貯まらない女」から「貯まる女」に進化しましょう。しかし、2019年は家計に大きなダメージを与える出来事が2つあります。それは、10 月の消費税10%へのアップと世界で繰り広げられている貿易戦争。ものの値段が上がって出費が増えそうです。どのような形で家計を直撃するのか、お金の専門家・藤川 太さんに分かりやすく教えてもらいました!

消費税UPのダメージ

【見た目の金額が高くなり、買うときの心理的ハードルが高くなる。そして出費も増える】

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(3/7) 【写真を見る】買い物に行って直面する大打撃!?

「消費税増税はここまで延期されてきましたから、2019年10 月は、実施されるでしょうね」と、藤川さん。食料品や飲料などには軽減税率が適用されたり、キャッシュレス決済ならポイントが還元される、などの案が検討されていますが、まだ決定はしていません。

月に10 万円を出費している家計の場合、8%のときの消費税は8000円ですが、10 %になると1万円に。その分、家計への負担が重くなります。「増税後は、買うものの見た目の金額が上がるので、買うときの心理的なハードルがぐっと上がって買い控えが起こるでしょう」と藤川さん。さて、消費税アップの前後には、どんなことが起こるのでしょうか。

●9 月に家電や車などの駆け込み購入がピークに

増税の前には、家や車、家電など値段が高いものの駆け込み購入が増えそうです。駆け込み需要がいちばん高まる、増税直前の9月には、ものの値段そのものが高くなる可能性があります。車を買うなら、決算月の3月のほうが値引き交渉がしやすいなど、おすすめ。買うと決めているものは早めの購入を。

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(6/7) 購入予定のものは、なるべく早めに買っておくべし

●消費税アップ後のほうがものの値段は安くなるかも

駆け込み購入が増える一方で、増税後は反動でものが売れなくなるため、本体価格の値引き率が消費税のアップ率よりも大きくなることが考えられます。ものによっては、増税前より後のほうが安く買えるものも出てきそうです。購入を急がないものは、増税後に検討したほうがトクになる場合もあります。

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(10/7) 増税後に安くなるものも出てくる!

貿易戦争のダメージ

【原油価格が上がって物価が上昇。米中の関係の影響で食料品は下がる】

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(15/7) いろいろな形で暮らしにしのびよる原油高の影響

「アメリカのイランに対する制裁がどんどん強くなっていて、原油が安くなる気配がありません」と、藤川さん。原油高になると、電気代やガソリン代、化学製品などが値上がりし、運送費や包装資材費用なども押し上げるので、ものの値段が全体的に上がるインフレを引き起こす原因の一つとなるのです。

一方で、アメリカが中国に輸出していた農産物が日本に安く輸入されるようになってきていることや、関税が下がりヨーロッパなど(TPP)からの食品やお酒の価格が下がることなどから、食料品は若干デフレ気味になることが見込まれます。世界中の貿易戦争は、私たちの生活にも大きく影響しているのです。

●物価は上がるが、食料品や農産物など安い輸入品が登場する

原油高に伴ってものの値段は上がりますが、米中貿易戦争の影響でアメリカの食料品が日本に安く入ってきているし、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)やTPP協定で関税が下がり、ヨーロッパなどから輸入される食料品や農作物が安くなる見込みです。

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(21/7) 食料品は安くなる?

●日本の製品にかかる関税が大きくなれば雇用が悪化するかも

アメリカが日本から輸出する製品にかける関税を大きくすると、日本からの輸出が難しくなり、アメリカで製品を生産するようになります。そうすると日本の雇用が少なくなり、給料にも影響が出てきます。今の日本の人手不足の状況も変わるかもしれません。

ものがどんどん高くなる!? これから家計を直撃する「消費の2大ダメージ」 画像(28/7) 他人事じゃない雇用問題

賢人からの教え

【増税直前に慌てて買ってはいけない。実は“駆け込み購入”が一番ソンするかも】

2019年は、消費税が上がり、さらにものの値段が上がるインフレが起こるかもしれません。でも、消費税に惑わされずにしっかりものの価値と値段を見極めて買い物をし、インフレでも経済的な仕組みによって値下がりしているものもあるということを知り、賢い消費者になりましょう。それが「貯まる女」への第一歩です。

ことし訪れる数々のお金の試練を乗り越えて「貯まる女」になるには、消費の2大ダメージをしっかり知って、対処法を理解しておくことが大切なんですね!


イラスト=竹田匡志 取材・文=生島典子