「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(1/7) もう破綻しない!「先取り貯蓄」をマスターしよう

「先取り貯蓄をしようとしても、つい貯蓄に手をつけちゃう……」という悩みを持つ人は大勢。そこで、崩壊しない先取り貯蓄のしかたをお金の専門家・藤川 太さんが伝授! 最初はうまくいかなくても、続けるうちにやりくりが上達して予算の範囲で暮らせるようになり、毎月無理なく貯蓄ができるようになります。これこそ「貯まる家計」になるための最大の肝!

先取り貯蓄の基本ループ

収入があったらすぐ貯蓄分を引く「先取り貯蓄」は、お金を貯めるための王道の方法。これまで「先取り貯蓄」がうまくいかなかった人にチャレンジしてほしいのは、先取り貯蓄を取り崩さないようにするための「基本のループ」です。これを習慣化してみて。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(3/7) 【写真を見る】もう破綻しない!「基本のループ」はこれ

STEP1 : 給料が入ってくる

給料が入ってきて、何も手をつけていない状態。ここから初めて差し引くのは、下の「貯蓄額」。その前に使うのは×。

STEP2 : 貯蓄額を決めて先取り

自分でざっくりと貯蓄額を決め、収入から先に取り分けて貯蓄をします。収入の1割以上が目安。これには手をつけない。

〈POINT〉収入の1 割をできれば合格レベル。教育費がかかる時期は無理をしなくてOK

STEP3 : 固定費を引く

住居費、水道光熱費、通信費、教育費など毎月固定でかかるものを差し引く。口座引き落としのものが多い。

〈POINT〉ここを削れると下のやりくり費が増え生活が楽になる

STEP4 : 残りがやりくり費

残りが食費や日用品費、雑費などのやりくり費。1カ月を5週に分けて1週間単位で予算を立て、その範囲で生活する。

〈POINT〉1 週間ごとの予算を決めて1 日の金額を意識!

1週間ごとにチェック!

【うまくいった人】この流れを習慣化させてレベルアップ

上の基本のループがうまくできた人は、仕組みを回すことを習慣化させましょう。そうすることでやりくりの方法がレベルアップします。その結果、さらに貯蓄額を2割、3割と上げていけるようになります。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(6/7) 「貯まる女」への道を着実に進もう

【できなかった人】上の①~③の順で予算を見直してみよう

1週間やってやりくり費が足りなくなった人は、どこかに問題があるはず。下記の見直し①(固定費)から見直してみましょう。固定費が一番削りやすいポイントですが、削れない場合は見直し②(貯蓄額)へ。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(10/7) がんばって乗り越えたい奮起期

見直しポイントは3つ

【見直し①固定費を減らせるとベスト! やりくり費が増えると、生活が楽に回るように】

やりくり費の範囲内で生活できない場合は、やりくり費を増やす必要が。そのためには、Step3に戻って固定費で減らせるものがないか見直してみましょう。固定費は一度減らせばずっと減ったままになるので、効果が高い節約になります。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(15/7) 見直しのハードルは低めの「たいへん」レベル

【見直し②固定費を減らせない場合は、貯蓄額を見直し。ただし、目標や希望も減ることに】

やりくり費が足りず固定費を減らすこともできない場合は、Step2に戻って貯蓄額を減らす必要があります。しかしその場合は、将来やりたいと思っていたことを減らす、諦める、ダウンサイズする、実現時期を延ばすなどが必要になります。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(21/7) 見直しのハードルは中くらいの「ややたいへん」レベル

【見直し③貯蓄額を減らせない場合は収入アップを考えてみる】

将来やりたいことを諦めたくないという人は、貯蓄額も減らすことができません。その場合は、Step1まで戻って、収入を増やすことを考えましょう。家計の改善方法は、支出を抑えるか収入を増やすかのどちらかなのです。

「崩壊しない先取り貯蓄」とは? 今度こそを“貯まる家計”にする方法 画像(28/7) 見直しのハードルは高めの「めちゃたいへん」レベル

先取り貯蓄を崩さないコツ

【貯蓄は手をつけにくい場所に置くと貯まる】

先取り貯蓄は、生活費の口座とは別の引き出しにくい口座に貯めておくのが鉄則です。手をつけにくい口座のほうが貯まりやすくなります。貯蓄は自分との闘い。使いにくいところに貯めましょう。

【1カ月を35日として計算し、予備費をつくる】

急な出費で予算が崩れることがないように、ある程度の予備費を取っておきましょう。1カ月を35日で計算して1日分の予算を決めると、予備費ができて崩れにくくなります。

【翌週のお金に手をつけたら、「使い過ぎた」と意識する】

1週間ごとの予算管理で足りなくなったら、翌週の分から補填(ほてん)してもOK。ただし、その週の予算を超えて使い過ぎているという意識を持って、次の週の支出を抑えましょう。

賢人からの教え

【基本のループを繰り返して習慣化。やりくりが無理なら早めに見直しを】 

基本のループを実行して、自分にとっての適正な貯蓄額や固定費、やりくり費の金額を探っていきましょう。このループを続けていくと、自分なりのやりくりのしかたや家計管理の方法が見えてきて、洗練されていきます。諦めずに調整と見直しを繰り返していけば、毎月お金が貯まるようになります。

これまで先取り貯蓄がうまくいかなかった人も、ことしはこの方法で再チャレンジを! 毎月無理なく貯蓄ができるかどうかが「貯まる家計」への分かれ道です。

イラスト=竹田匡志 取材・文=生島典子