【クイズ】柚子胡椒に胡椒は使われてない? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(11)
「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第11回目をお送りします。
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胡椒(こしょう)が入っていないのになぜ「柚子(ゆず) 胡椒」!?
ピリリと辛いがスーッとさわやかな「柚子胡椒」。もともとは大分県の農家が自家用に作っていた調味料だが、独特の風味が評判となり、特産品として全国に広まった。
柚子胡椒は深い緑色で、ビン詰めにされているのが一般的。まだ青い柚子の皮を薄くむいたものをすりつぶしてペースト状にし、青唐辛子と混ぜて塩を加え、1年以上熟成させて作る。「あれ、胡椒はいつ入れるの?」という声が聞こえてきそうだが、じつは柚子胡椒の中に胡椒は1粒も入っていない。
それなのに「柚子胡椒」という名称なのは、九州の一部では唐辛子のことを胡椒と呼んでいるからだ。地元の人にとっては、「柚子」と「胡椒=唐辛子」という材料を並べたごく当たり前の名称なのである。鍋物や刺身の薬味にしたり、パスタ料理の隠し味にしたりと、使い方はいろいろ。黄色い柚子と赤唐辛子で作った赤い柚子胡椒もある。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
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Information
頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学
子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載!
子どもを持つ親たちに、そして、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書は読んで面白い雑学を「教科別」にわかりやすく収録。
本書で知った雑学を、子どもや孫との会話における「隠しネタ」にしてみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、その話を聞いた子自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
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