スポンジの正しい使い方は名前に隠されている? 掃除グッズの語源から意外な事実が判明!

#くらし   
便利な掃除アイテムの名前に隠された真実!


名前の由来を調べてみると、意外な真実が判明することも少なくありません。

以前放送された「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」(NHK)では、身近な掃除グッズにつけられた名前の秘密を追求。

そこには、掃除のモチベーションをアップさせる“良い使い方”が隠されていました。

語源を知れば使い方が変わる!


まずは“スポンジ”の名前について。

スポンジの使い方といえば、「水で濡らして洗剤をつける」という人が多いはず。

しかし名前の由来を調べてみると、もっと良いスポンジの使い方が明らかに。

東京大学総合研究博物館の椿玲未さんによると、スポンジの語源はギリシャ語の“スポンゴス”。

日本では“海綿(かいめん)”と呼ばれる生物のことを指す言葉です。

ちなみに海綿は全身が水路になっており、体中に水を蓄えられるといった特徴が。

古くから生活に利用されてきた海綿ですが、昔の人はその特性をよく理解した使用方法を実践してきました。

海綿の持つ“保水力”を活かすためには、“水で濡らす”のではなく“水を染み込ませる”のが正解です。

つまりスポンジのポテンシャルを発揮させるためには、まず容器に入れた水の中に洗剤を含ませること。

水をかき混ぜてその中にスポンジを投入すれば、少ない洗剤でも驚くほど泡立ちます。

スポンジ全体から泡が出るので、洗える面積も広がり洗剤の節約にも効果的。

お次は“重曹”に隠された秘密を解き明かしていきます。

万能掃除グッズとして大人気の重曹ですが、「用途が広すぎて使いどころが分からない」といった声も少なくありません。

しかしそんな重曹も、名前の由来を理解すれば使い道に悩まなくなるそう。

そもそも重曹とは、“重炭酸曹達(ソーダ)”を略した言葉。

つまり炭酸ソーダの仲間で、皮脂やアカを落とすアルカリ性だと判断できます。

ここまでくれば、重曹の効果が油汚れを落とすことだと結びつきますよね。

番組を見ていた視聴者からは、「スポンジの使い方に目からウロコ!」「今度から重曹の出し惜しみをしなくて済みそうだ」「重曹を使う時は『何の略だっけ?』と思い出すところからはじめれば迷わないね」「早速重曹の袋に重炭酸曹達って手書きします」と反響の声が上がっていました。

由来から意味を理解すると新たな視点が生まれるかも?


【写真】名前の由来を知ればもう迷わない!


語源を知ってはじめて理解できるものは、意外に多いかもしれません。

そこで、うどんとそばのメニューにある“きつね”“たぬき”を例にとってみましょう。

油揚げがのっているのはきつねとたぬきのどちらか、たまに混乱することはないでしょうか。

油揚げがあるのはきつねの方ですが、名前の由来には「きつねの好物が油揚げだから」「油揚げの色、形がきつねに似ているから」といった説があるそう。

逆にたぬきは、「きつねとの対比」「天ぷらのタネを入れない“タネヌキ”からの変化」などの説が有名。

語源から考えてみると、きつねとたぬきの違いがイメージしやすくなりますね。

他にも名前の由来を調べると、面白いエピソードが見つかるかも。興味のある人はぜひチェックしてみてください。

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