渋谷は現代の“広小路”? スクランブル交差点に人が集まる理由を徹底解明!

#くらし   
渋谷スクランブル交差点は奇妙なアトラクション


今や“世界一有名な交差点”と評される渋谷駅前のスクランブル交差点。

ここ数年は、交差点の風景を撮影するために渋谷を訪れる外国人も後を絶ちません。

ただの交差点が、一体なぜここまで人気のスポットになったのでしょうか。

渋谷のスクランブル交差点は現代の“広小路”?


以前放送された「新説! 所JAPAN」(フジテレビ系)では、「渋谷のスクランブル交差点に人が集まる理由」を徹底追及。

様々な視点から、人気の秘密を解き明かしていきました。

まずは外国人観光客から話を聞いてみましょう。

渋谷にいる外国人にインタビューを敢行すると、「世界一でかい交差点って聞いたから確かめに来たんだよ。これほどとはビックリだ!」「日本に着いて真っ先に来たのがここよ」などの声が。

実は海外の旅行サイトなどでは、渋谷のスクランブル交差点を最初に紹介することが多いそう。

ある口コミサイトには、「渋谷のスクランブル交差点はこの世で一番奇妙なアトラクションの1つだ」というコメントも。

また近年はハリウッド映画で渋谷のスクランブル交差点が舞台になることもあり、聖地巡礼として訪れる外国人も見られます。

外国人からすれば好奇心を刺激されるスポットかもしれませんが、交差点は人が歩いているだけの場所に過ぎません。

にもかかわらず、ハロウィンや大晦日などのイベントでは日本中から人が集まってきますよね。

歴史学者・磯田道史先生はその理由について、「江戸に置き換えると現代の“広小路”だと思う」と持論を展開します。

広小路とは、“火除け地”として火災の時に逃げられるような広場。

しかし広小路はいつしか娯楽施設が建ち並び、人通りが増えていきました。

ちなみに上野や両国、浅草も広小路から街が発展していったそう。

当時は「芝居などを鑑賞するなら、江戸に行けば良い」という考えがあり、江戸に訪れた人は広小路を目指しました。

近頃はハロウィンなどで渋谷に人が集まりますが、「広小路を求めている感じに私は見えました」と磯田先生は語ります。

番組を見ていた視聴者からは、「磯田先生の解説にスゴく納得できた」「とりあえず渋谷に行けば間違いないといった感覚なんだろうね」「外国人と同様、地方勢はイベント時の渋谷に好奇心を抱いてるんだと思う」と感心する声が上がっていました。

新スポットで今よりさらに渋谷が盛り上がるかも?


【写真】渋谷スクランブル交差点を見下ろす新ビルに世界中が期待!


今年の秋、渋谷には新たな高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」が開業します。

渋谷エリアでは最も高い地上47階建てとなり、内部は展望施設や産業交流施設、商業施設、オフィスにより構成。

ビルからはスクランブル交差点を見下ろすこともでき、展望施設は特に力を入れているそう。

東京スカイツリーをはじめ、晴れた日には富士山も一望できます。

渋谷の新名所として、国内外から高い人気を集めそうですね。

もしかすると渋谷には、何かを求めて人々が集まる“不思議な力”があるのかもしれません。

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