花粉に打ち勝つ! 最旬対策・予防法「体内・室内に侵入させない」編 画像(1/3) 手洗いしても、ドアノブはスルー?

寒いのはイヤだけど、あったかくなって花粉シーズンが来るのはもっとイヤ!な人も大勢。そこで、たなか耳鼻咽喉科院長の田中伸明先生に効果的な花粉症対策を教えてもらいました。その2「体内・室内に侵入させない」編をご紹介。花粉症予防&悪化を防ぐにはなるべく花粉に触れないこと。 体内にも室内にも持ち込まない工夫を!

手洗い、うがい以上に、実は「目洗い」「鼻うがい」が重要!

手洗い・うがいは、花粉対策の基本中の基本。「手を洗う際は、手首やひじなど露出している部分も忘れずに洗い流しましょう。うがいは消毒液を使う必要はなく、水道水でのどを流すだけでOKです。また、花粉は顔まわりに付着しやすく、目や鼻から侵入するため、できれば手洗いとともに顔も洗ってしまうのがベスト。さらにムズムズが気になる場合は、鼻うがい(下記参照)や、人工涙液を使用して目洗いを取り入れれば万全です」(田中先生)。

【鼻うがいのやり方】

花粉に打ち勝つ! 最旬対策・予防法「体内・室内に侵入させない」編 画像(3/3) 【写真を見る】鼻のムズムズが気になる人におすすめ

◆用意するもの◆

・ドレッシング容器(200ml入るもの) 

・ぬるま湯(37℃くらい)200ml

・塩1.8g

1. 容器に湯と塩を入れて振る

2. 前かがみになり、片方の鼻に容器の先を入れ、食塩水をゆっくり吸い込む

3. 中に入った食塩水を吸った鼻から出す

【ワセリンは万能選手】

保湿力の高いワセリンは、花粉症対策にもお役立ち。目や鼻の周りの保湿はもちろん、鼻の内側に少量塗ると花粉が粘膜につくのをブロックします!

意外とやりがち!おうちの花粉対策あるある

【手は洗ったのにドアノブはスルー】

家に入るときに、最初に触れる玄関のドアノブは、花粉が付着しやすい場所。次に触れた人の手を介して、家に花粉が侵入……なんてことも。手洗いと併せてドアノブの拭き掃除を習慣にしておくと安心です。

【花粉症ではない家族が家の中に花粉を持ち込みがち】

意外と多いのが、花粉症でない家族が花粉をうっかり室内に持ち込んでしまうこと。家に入る前には服についた花粉を払い落とす、入ったらすぐ手洗いをしっかり行なうなど、家族間の花粉対策も徹底しましょう。

花粉に打ち勝つ! 最旬対策・予防法「体内・室内に侵入させない」編 画像(6/3) 持ち込み禁止を徹底させて

掃除をするなら朝! 掃除機よりも拭き掃除を

入り込んでしまった花粉は、掃除で徹底除去!「花粉が室内に侵入する原因の6割が換気中。花粉は昼ごろから活発に飛び始めるため、換気は午前中に行ない、しっかり掃除をしましょう。粒子の大きい花粉は床に落ちるので、床の拭き掃除が有効です。掃除機の場合、排気口から花粉をまき散らす可能性があるため、雑巾がけと組み合わせると◎」。

花粉症は治る時代!? 最新治療法をチェック

花粉症を〝治す〟治療として、最近関心を集めているのが「舌下免疫療法」です。「舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質を体内に投与することで体を慣らし、体質を改善するという治療法です。その方法は、舌の下に薬を1分間程度保持し、そのままのみ込むというものです。治療期間は一般的に3~5年ほどで、完治する率はおよそ2割といわれていますが、6割の人は症状が和らぎ、薬を減らすことができたという結果が出ています。

一定の治療期間が必要で、全員に効果があるわけではないのですが、唯一、花粉症を治すことのできる可能性のある治療法のため、重症患者を中心に広まっています。また、若い人は、受験期や妊娠期など、いずれ薬がのめない時期がやってくる可能性があるため、できるだけ早めに治療に取り組むことが望ましいと考えられます。

これまで舌下免疫療法の治療対象は12 歳以上でしたが、小さい子どもでも治療が可能になりました。無理なく投薬できる5歳くらいから治療を行なうことができます」(田中先生) 。早めに治療を始めることで、花粉症で苦しむ期間を短くできるかも!?


手洗い、うがいはやっていたけど、鼻うがいまではやっていない人は多いのでは? ムズムズを退治したら、室内への花粉の侵入を防いで、つら~い症状が少しでも出ないように気をつけましょう!


イラスト=村田エリー 編集協力=彦田恵理子