夫婦の家事の共有=家事シェアが注目を集めていますが、現実は理想どおりにはいかないようす。その原因はナニ!? 夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎはるみ)さんの解説を交えつつ、夫婦の実録から探ってみました!

夫婦問題カウンセラーに訊きました。「なぜ、家事シェアの落とし穴にハマるのか?」 画像(1/1) 家事シェア――理想と現実は大違い?

男女の思考回路は大違い

「共働きが増え、家事の不公平感を抱える女性は増えています。でも、夫に対してブリブリ文句をいうだけでは何も解決しません。結局、男女の思考に違いがあることを理解しないといけないんです」と話すのは、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さん。

そもそも女性は感情優先型で、男性は理論優先型。物事の感じ方、考え方には決定的な違いがあるため、女性の「気づいてほしい」という思いに男性が応えるのは無理!と断言します。

「男性は察することがとにかく不得手。例えば『食器を洗って』といえば、女性は自分と同じように洗って食器棚にしまってくれると思いがちですが、実は『このスポンジでこう洗ってこの棚にしまって』までいわないと伝わらない。そこを間違えると必ず争いになります」

シェアの形は自由でいい

女性が思う以上にことばを尽くさないと分からないのが男性。でも、理想の夫像や家事スタイルにとらわれやすいのは女性のほう、と高草木さん。

「ほかと比べてしまう。完璧主義をやめられないなど、みずから落とし穴にハマる人がいますが、世間や常識にとらわれないでほしいですね。今は、夫婦のあり方をはじめ、価値観が多様化している時代。家事も自分たちですべてやろうと思わず、家電に頼ったり、頻度を減らしてもいいんです。分担でお互い意地を張り合ってしまうなら、まずは週末一緒にがんばるという方法もあります。うちはこれでいい、と、自分にOKを出してあげるとラクになりますよ」

変化が苦手な男性に、現状打開策を委ねるとイライラのもと。リードするのは女性側の仕事と心得て。「女性は新しいことを取り入れるのが得意。生活スタイルに合った方法を試しながら、自分の家の形を探してみて」

今どき家事シェア事情

レタスクラブメールマガジン会員369人が回答してくれた、読者アンケートから浮かぶものは……?

【Q1 家事のことで夫と話し合ったことはありますか? 】

ある47% ない53%

【Q2 あると答えた人、その結果は?】

夫が家事を自主的にやるようになった 29%

何も変わらなかった 33%

けんかになった 8%

夫が聞く耳を持たなかった 5%

その他  25%

・ 家事は二人の生活のことなのに、家事 を「手伝う」という考え方自体が間違ってるということでもめる。(Aさん・35歳)

・ 何でもいいので手伝ってほしいというと 仕事をやめれば?といわれてけんかになるので我慢するしかありません。(Sさん・40歳)

・ 夫のやり方が不衛生で嫌。ボロボロ になって捨てたスポンジをもったいないとゴミ箱から取り出すうえ、自分が正しいと

力説して困る。(Mさん・43歳)

・ いわれてやるのではなく、自主的に手伝 ってほしい。(Tさん・33歳)


「夫が家事を自主的にやるようになった」よりも多いのが、「何も変わらなかった」。そこまで“変化が苦手”なのか、夫? 思わず「うちと一緒!」とうなづいている人も多いのでは?


編集協力=佐藤由香