家事シェア-夫のこういうところにモヤモヤする! 妻の不満にプロがアドバイス

#くらし   

仕事や育児でクタクタなのいに、何もしない、できない夫で、さらにイラつく妻たち。悲痛な叫びに、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎはるみ)さんが打開策をアドバイス!

いわずにはいられない! 妻の不満の叫びとは?


家事は妻の仕事と決めつける夫


「専業主婦は手伝ってもらえないの? 」

家事を頼むと露骨に嫌な顏をし、けんかすれば「俺が養っている」といいます。私たちを見て、息子たちが将来どんな夫になるか心配です。家事参加は当然という世間との違いにも疎外感を感じます。(Hさん・34歳/夫37歳、子ども2人)

【ADVICE】子どもも巻き込んで頼んでみるのも手

いますよね。昔ながらの亭主関白タイプ。そんな夫も子どもに頼まれるとむげにできないもの。「パパと一緒にやってみて」などと巻き込んでしまいましょう。ほかと比べることもありません。自分の家のやり方でいいと割り切って。(高草木さん)

たまに洗い物するだけでドヤ顔


「私は毎日やってるんですけど!?」

共働きで夫婦ともに多忙。夫は家事や育児をする気はあるのですが、現状ほとんど無理。私も頭では理解していますが、疲れているとつい嫌みをいったり、不満が顏や態度に出て険悪になってしまいます。(Nさん38歳/夫45歳、子ども1人)

【ADVICE】お金で解決という方法もありますよ

そのドヤ顏はさらっとスルーしましょう。目的は自分がラクになることですから、夫が無理なら家事代行やロボット掃除機に頼ってみては。最新のサービスやテクノロジーを夫婦で検討し、活用するのも立派な家事シェアですよ。(高草木さん)

夫の家事レベルが低すぎてウンザリ


「いわれるまで気づかないのもガックリ」

夫は家事に協力的ですが、いわれないとやらないし、やっても大ざっぱ。してほしいことは遠まわしに伝えるようにしていますが、なかなか気づきません。本当はいわれる前に察してほしいんです。(Tさん・30歳/夫33歳、子ども1人)

【ADVICE】遠回しではなく具体的にはっきりお願いしましょう

いわなくていいことをいい、いうべきことを伝えていない夫婦は多いんです。家事に関してもそう。男性は察することが苦手なので、遠回しでは分かりません。やってほしいことはどんどん伝えましょう。遠慮は損ですよ!(高草木さん)

何もせず感謝もしない夫


「気持ちよく家事をさせようとは思わないの !?」

共働きですが、私より早く帰宅する夫は料理を一切せず、私だけが疲れ切って食事作りをしています。愚痴ると「夕飯作ってくれなんていってない」といわれてしまい……。市販品に頼るのも、抵抗があります。(Mさん・36歳/夫39歳)

【ADVICE】「作らなきゃダメ」の呪縛から離れて!

「〇〇すべき」は、自分で自分を苦しめる発想。疲れたときはできない、でいいんですよ。夫が作らなくてもいいというなら、たまにはそれに乗って自分にOK出してしまいましょう。真面目にやるよりご機嫌でいることが大事です。(高草木さん)

潔癖性の夫はダメ出し魔


「シェアどころか一つも頼めません…」

私の家事に細かくダメ出しする夫。「効率が悪い」などいい方もきつくて精神的につらいです。専業主婦なので、家事は妻がやって当然という考え。話し合いする余地もありません。(Oさん・39歳/夫43 歳、子ども2人)

【ADVICE】教わるふりをしてやらせちゃいましょう

何かいわれたら「やってみせて」と教わるふりをして、ちゃっかりやらせる方法もありますよ。問題は家事シェアより、夫婦関係の改善が先。夫のことばに振り回されて我慢してはダメ。操縦方法をマスターしましょう。(高草木さん)

ゴミを押し込むだけの 「昭和男子」


「腹が立つ!」

妊娠中、残業で疲れ切ったときでも茶碗一つ洗ってくれません。いうと「夕食は買ってくればいい」「シーツを毎週洗ってなんて頼んでない」と主張。自分は何もしないで文句ばかりいいます。(Sさん・38歳/夫40歳、子ども1人)

【ADVICE】疲れたときはサボる! 自分をラクにしてあげて

何もしない夫を動かそうとするのは、かえってイライラすることに。時には「きょうは家事しない」と宣言してしまいましょう。少しくらい汚れ物がたまっても大丈夫。家事よりストレスをためないことを大切にして。(高草木さん)

「あぁ、分かる~!」「うちも一緒」と共感する妻たちの姿が浮かんできそう。でも、大丈夫! そんな皆さんは、高草木さんの打開策もぜひ参考にしてくださいね!

編集協力=佐藤由香

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Information

教えてくれたのは:高草木陽光(たかくさぎはるみ)さん
夫婦問題カウンセラー。7年間で約7,000人のカウンセリングを行ない、夫婦問題・家族問題の解決策を提案。雑誌、テレビ、
ラジオなどさまざまなメディアで活動中。著書に『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』(左右社)。


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