【クイズ】家で履く「スリッパ」はどこで生まれたか知ってる? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(37) 画像(1/1) 家で履く「スリッパ」はどこで生まれたか知ってる?

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第37回目をお送りします。


◇ ◇ ◇

家で履く「スリッパ」は日本生まれだった

スリッパは、日本人にとって身近な履物である。少なくとも、トイレ用のスリッパぐらいはどの家にもあるだろう。おもに板の間で履き、畳の部屋に入る時に脱ぐスリッパは、日本人の生活の洋風化の証拠。しかし、じつはこれ、日本で生まれた履物なのだ。

時は明治初期、考案したのは徳野利三郎という仕立屋だった。鎖国(さこく)が終わり、多くの西洋人が日本にやって来たが、彼らは屋内で靴を脱ぐ習慣がなく、そのまま畳に上がってしまった。宿舎となっていた旅館や寺が困り果てて徳野に相談したとも、西洋人自らがオーダーしたとも伝わるが、徳野は工夫を重ね、現在のスリッパに近いものを作り上げた。

甲はビロードやラシャ、台は古い畳表を2、3枚重ねて和紙で補強し、外底には帆布(はんぷ)を用いた、履きやすく丈夫なスリッパだった。西洋人はこれを靴の上から履いて、日本の部屋を汚さないようにした。やがてこれが、日本の家庭や公共の場で使われるようになった。

語源となった「スリッパー(slipper)」は、足をするりと滑らせて履くことのできる、留め金や紐(ひも)のない履物のこと。日本のスリッパに近い室内履きから、ミュールやかかとの高いパンプスまで、ひっくるめてスリッパーと呼ばれるそうだ。