【クイズ】ウエディングドレスはどうして白い? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(40)

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ウエディングドレスはどうして白い?


「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第40回目をお送りします。

◇ ◇ ◇

ウエディングドレスはなぜ白いのか?


毎年6月は「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」と呼ばれる結婚式のシーズン。6月(June)の由来となったローマ神話のジュノー(Juno)が女性の結婚生活を守る神だったため、この月に結婚すると幸せになるといわれている。

ところで、「ウエディングドレス」と聞いてイメージする色は白である。お色直しで別の色を着ることはあっても、ほとんどの花嫁は白いウエディングドレスを着る。いったいなぜだろうか。

このはじまりは、意外と最近のことである。

1840年、イギリスのビクトリア女王がアルバート公と結婚式を挙げた。このとき女王が身にまとったのが、白サテンのドレスとレースのベールだったのだ。

それまでの婚礼衣装には決まった色はなく、このファッションは斬新なものだった。しかも女王の治世は、大英帝国の最盛期。女王と公は仲むつまじく、たくさんの子宝に恵まれて理想の家庭を築いていた。上流階級、中流階級の女性たちは、こぞって女王の真似をして白いウエディングドレスを着るようになった。

一方、日本でも花嫁は白無垢(しろむく)を着る。これは、江戸時代後期に大名や武家の娘たちが着たことにはじまるそうだ。

白いウエディングドレスと白無垢は、いずれも「純潔」の象徴だが、これらの風習が庶民にまで広まったのは、世の中が豊かになってから。イギリスでは19世紀後半、日本では戦後の高度経済成長の時代だ。汚れやすいうえ、結婚式が終わってしまえばもう着ることのない白い衣装は、経済力の象徴でもあった。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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