人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。


<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ハニカム

性別:女

プロフィール:最近介護生活に突入しました。


「傷んだところを取っちゃえば平気」悪気なく液化しかかった野菜をくれる義母【体験記】 画像(1/1)

「野菜が余っちゃってるのよ。悪いけどもらってくれない?」。義実家とわが家は駅を挟んで同じくらいの距離にあり、車でも10分とかからない位置関係にあります。特に用がないと出かけませんが、時々こういう電話がかかってくるのです。


この「余った野菜」というのは、義両親夫婦で食べようと思って買ったのだけれど、使い切れなくて腐りかけている場合がほとんど。時には、買ったけれども使い損ねたらしき、テープが巻かれたままの葉物野菜も。

義母は「傷んだところを取っちゃえば平気だから。さっさと食べちゃってくれる?」、そう言いながら半分溶けかけたような野菜を渡してきます。そして、足元やテーブルの上には買ってきたばかりの同じような野菜がスーパーの袋を通して見えます。「私達は新しいのを買ってきてあるから、(傷んだ野菜は)食べちゃっていいのよ」というわけです。


傷んだ野菜を私達家族に押し付け、自分達用には新しい野菜が準備されている……。文字にしてみると、まるで嫁いびりのようですが、義母には全く悪気はないのです。要は、夫婦二人になったので野菜を買っても余り気味になる、私達は小学生の育ちざかりの息子が3人と夫婦で5人家族だからいくらでもはける。自分達で食べきれない分は、人数が多いあなた達で食べてくれる? 捨てるともったいないでしょ? そういうことなのです。

ほかにも「これ、おいしくないから子どもにやってくれる?」、そういうのもあります。美味しくなくて自分達は食べないから、なんでも食べる(だろう)わが家の息子たちに食べてもらいたいという話。

また、湿気がきて固くなった賞味期限切れのせんべいなどを渡されることもあります。「どうもね、歯がよくないのよ」とまるで歯が丈夫なら全部食べたかのような口っぷりですが、夫婦二人の生活なのに好物なら箱買いしてしまう、という裏事情があります。賞味期限が切れていても「どうってことないわよ」とお構いなし。いずれ食べきれなくて我が家に回してくるのなら、おいしく食べられる時にくださいというのが私の本音です。

外食しても、最初に自分で食べきれないと判断して取り分けるのではなく、食べ終えてから「やっぱり多かったから食べてくれない?」と言うこともたびたびです。夫は平気で食べますが、私はちょっと遠慮したいので「私もお腹いっぱいなので……」と断ります。すると「そう? もったいないわね」とまるで他人ごと。

昭和9年生まれの義母は6人兄弟の末っ子。実家は地方の町で商売をしており、戦時中も特に苦労したようなことは聞かず、この年齢でピアノを習っていたというのですからちょっとしたお嬢様です。なので、大事にされたのか、あれこれ気を回すことなく大きくなったのか……。さらに嫁いだ相手は3男坊、嫁姑の苦労は全くありません。早い話が幸せな人なのです。

食べるものを捨てるのは確かにもったいないと思います。なので、私の真面目な性格も手伝って、何とか傷んだ野菜でも頑張って使い切ります。しかし、それもたびたびになるとウンザリです。私達は都合の良い生ごみ処理機じゃない……。


年を取っても自分のことしか考えられないような人にはならない、と心に刻んでいます。