人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。


<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まさこ

性別:女性

プロフィール:2年前に母を亡くしました。最近は田舎で一人暮らしをしている父が気になっています。

どこまで親が尻拭いすればいいのか? 高齢の親を頼りにする40代後半の放蕩息子【体験記】 画像(1/1)  

79歳の父は、現在田舎の持ち家で1人暮らししています。

近所に兄夫婦一家が住んでいて、何かと気にかけてくれるのはありがたいのですが、この兄というのが、ちょっと困った人なのです。そのことをここで愚痴らせてください。


兄は5人兄弟の長男で、頭がよく、小さいときから家族思いの優しい人でした。反抗期は全くなかったとよく両親も言っていました。20代初めに大学を中退して、趣味の絵画で独立したいと上京しました。両親はそんな兄を誇りに思い、快く送り出したのですが、やはり芸術の世界は厳しかったようです。

仕送りはしてもらっていたはずですが、足りなくなったのか、そのうち女性相手の飲み屋で働くようになりました。

そのうち、使われる立場は気に入らないと、自分で店を開いてしまいました。しかも、親には事後報告のみだったそうです。


てっきりうまくいってるものだと家族は信じていましたが、店を立ち上げるために消費者金融から多額の借金をしていたのです。間もなく、店は窮地に追い込まれ、借金だけ残して閉じることに。

借金の大半を両親が返し、残りは兄が働いて返すという約束をしました。

ただ、兄はそのとき酒で肝臓を壊し、1人で動けない状態までになっていたので、両親がで部屋や店の始末をし兄を連れて田舎へ戻りました。

1人暮らしが寂しかったのか、両親が狭い兄のアパートに入って見たものは、インコ、うさぎ、ハムスター、亀などその数10匹以上。

置いて帰ってくる訳にもいかなかった両親は、ペットも一緒に連れ帰り、家で面倒を見ることに。


その頃はまだ結婚していない兄弟たちが家にいました。戻ってきた長兄のことを「恥知らずだ」と責めたのをきっかけに、兄は家出。しばらく消息不明になってしまいました。

やっと連絡が取れたと思ったら、女性の家にいました。しかも、たったひと月足らずで、女性は子どもを身ごもり兄と結婚。実家の近所に引っ越してきました。

引っ越しが終わってから、残りの借金は兄嫁が全て返したと聞かされました。兄が「自分の全人生をかけて嫁と子どもを守る」と宣言したことから、家族もそれを信用し、借金のことはこれ以上触れないでおこうということになりました。

その後、兄夫婦には子どもが4人でき、さらに、犬と猫を2匹ずつ飼い始めました。子どもが喜んでいるからと次々飼い与えたようです。インコもウサギ、ハムスター、亀もすでに亡くなり一段落した後だったので、両親は「またこちらにペットの世話が回ってくるのではないか!?」とそれはそれは危機感をおぼえたといいます。

結局、犬と猫は兄嫁と子どもたちが世話をしているとのことので、私も高齢になってきた両親の手を煩わせることにならなくてよかったとほっと胸をなでおろしていたところ、新たな事態が発生。


結婚して7年過ぎたころ、兄が離婚すると言い出したのです。

理由は、奥さんが子どもばかり優先して、自分のことはほったらかしなのが嫌だから、というなんとも理不尽なもの。

両親も、最初は「4人も子どもがいるのに離婚など世間体が悪い」と何とかとどめようと説得していましたが、兄はこうと決めたら、思う通りにやらないと気が済まない性格。

真偽のほどはわからないけど、息子から日々嫁の悪口を聞いているうちに、だんだんかわいそうになったらしく、ついに両親まで離婚に賛成しました。

そして兄は、子どもの親権を自分が持ち、両親の家に住ませてやってほしいと言ったのです。

話を聞いたとき、家族の誰もが(両親自身も)高齢になって体力もなくなった今、子どもとの同居に耐えられるのか、不安でした。

結局、4人の子どもたちは、奥さんが連れて出て行きました。


と、話はここでは終わりません…。バタバタと離婚した兄でしたが、なんと、その後すぐに、新しい女性を実家に連れてきました。そして、すでに彼女のお腹には子どもがいると。別れることはできない、結婚させてくれと言います。

そうして、自分たちが住む賃貸アパートでは動物飼育ができないという理由で、犬猫はまた両親が引き取ることになりました。


その後、母が亡くなり、現在父は1人になった広い家に犬猫と一緒に暮らしています。

「何でこんなことになっているのか…野放しにさせ過ぎたか…」と顔を合わせるたびに兄の将来を案じていますが、娘としては、これ以上関ってほしくない思いでいっぱいになっている今日この頃です。


※記事に使用している画像はイメージです。