地下施設が避難シェルターに! 変わりゆく東京の“地下迷宮” 画像(1/2) 東京の地下は巨大迷宮?

大都会・東京では、地面の下に地下鉄や通信網などのライフラインが網の目のように張り巡らされています。

まるで“巨大迷宮”のようですが、いまなお発展を続ける地下の世界はどのように作られているのでしょうか?


地下トンネル掘削で活躍する“シールドマシン”

2月10日放送の「NHKスペシャル」では、「東京リボーン」シリーズ第2集を展開。

実態を把握しきれない“東京の地下”にスポットを当てて、知られざる巨大地下世界を紹介しています。

例えば日本で掘削機「シールドマシン」が導入されたのは1963年のこと。

飛躍的な技術革新によって東京の地下鉄網は、13路線・利用者数1日1000万人もの大動脈へと成長しています。


カメラは東京駅周辺に建つビルとビルを結ぶ、新しい地下供給管の工事現場にも密着。

小型シールドマシンが地下を掘り進みますが、新しいトンネルと途中にある地下鉄の高低差はわずか1.6m。

さらに軟弱地盤にも苦しめられつつ、現場での咄嗟の判断も交えながら無事に難関を突破していました。


「東京外かく環状道路」大泉ジャンクションの延伸工事現場では、3車線分のトンネルを掘る直径16mのシールドマシンが登場。

“大深度地下(地下40m)”での開発に挑んでいます。

「リニア中央新幹線」のトンネル工事現場でも活躍するシールドマシンですが、そのほとんどは工事の終了とともに地中に埋められるのだとか。


将来を見据えた地下開発の転換点となったのが、2011年に発生した東日本大震災。

地下施設が帰宅困難者の避難場所となっただけでなく、地上に比べ被害が少ない点が注目されました。

そこで地震に強い地下をさらに頑丈に作り変えようと、東京駅全体で7000人を収容できる地下空間の改修に着手。

また現在工事が進む「虎ノ門ヒルズ駅」につながる空間も、5000人を収容するシェルターになるそうです。


知られざる東京の地下迷宮特集に、ネット上では「すごい情報量で胸アツの内容でした!」「東京の地下に初めてロマンを感じてます」「日本の技術力の高さに改めて驚かされた」「何気なく地下鉄に乗ってたけど、とんでもない労力の上に成り立ってるんだね」といった声が相次ぎました。


地下施設を見て学ぶ!

地下施設が避難シェルターに! 変わりゆく東京の“地下迷宮” 画像(3/2) 【写真】気分は地下鉄運転士?

なかなか目にする機会のない特別な“地下施設”ですが、埼玉県春日部市の地下河川「首都圏外郭放水路」では3月23日から見学会がスタート。

この水路は洪水を地下放水路に溜めて排水するための施設で、地下に作られた巨大神殿のような「調圧水槽」が話題になっています。

これまで非公開だった通路やポンプ室も解放されるので、ますます注目を浴びるのではないでしょうか。


東京メトロ東西線葛西駅に隣接する「地下鉄博物館」は、地下鉄の歴史から最新技術までを “みて・ふれて・動かして”学習できる参加型ミュージアム。

東京メトロの路線を再現したシミュレーターや模型電車が走る「メトロパノラマ」などが人気で、副都心線の掘削に使用された本物の“シールドマシンカッターディスク”も展示されています。


街を歩く際には足元にどんな世界が広がっているのか、ぜひ想像してみてくださいね!