古今東西100人の天才たちが実践していた「習慣」から、その成功法則を導き出せ!芸術家やアスリート、学者に起業家など、歴史に名を残す「超一流」の天才たちが実践していた「習慣」から、彼らの人生哲学やマイルールを読み解きます。すぐに真似できる「習慣」で、今日からあなたも目指せ天才!

※この記事は『すぐに真似できる天才たちの習慣』(KADOKAWA)からの抜粋です。


「タクシーに乗った時、必ず運転手と会話する」藤田田 天才の習慣(10)【連載】 画像(1/1) 「タクシーに乗った時、必ず運転手と会話する」藤田田 天才の習慣(10)

タクシーに乗った時、必ず運転手と会話する


【藤田田 Den Fujita】

(1926 ~2004 )実業家。日本マクドナルド創業者。大阪府生まれ。東大在学中に高級雑貨輸出入業「藤田商店」を創業。1971年、日本マクドナルドを創業し、社長に就任。東京・銀座に1号店を開店し、アメリカの食文化の象徴であるハンバーガーの他、マニュアルで店舗を経営するという手法も日本に根付かせた。89年、日本トイザらスを設立し、副会長に就任。ソフトバンク社外取締役なども務めた。著書は『ユダヤの商法』『頭の悪い奴は損をする』『勝てば官軍』など多数。


◆この天才の名言◆

「大衆の2ミリ先を行く。」


藤田田の「田」という名前の由来

「老獪(ろうかい)」「冷徹なユダヤ商人」「浪花節でハンバーガーをくるんだ男」などなど、毀誉褒貶(きよほうへん)をほしいままにした実業家・藤田田。


1950年、24歳の時、いまだ東京大学3年生の身でありながら藤田商店を設立、宝石と高級ブランド服飾品の輸入を手がけました。折しも日本は朝鮮戦争による特需景気に沸いており、非凡な才能を発揮した藤田は一躍経済界で注目されるようになりました。


藤田が習慣にしていたうちの1つが、タクシーに乗車した際にはドライバーに積極的に話しかけるというもの。また、電車に乗った時にも隣り合う乗客に話しかけていたといいますから、藤田がいかに情報収集に躍起になっていたかが分かります。


藤田の「田」という名前はとても珍しいものですが、名付け親は母・睦枝。彼女は実はクリスチャンで、「田」という漢字は「口」の中に「十字架」が入っているということで、「話すこと、口にすることを神様に守ってもらえるように」というのが名付けの理由だといいます。


藤田がタクシードライバーと話すことを好んだのは、母の願いが反映された結果と考えることもできます。


また、藤田の習慣で特筆すべきは、マクドナルドが銀座に1号店をオープンして以来、日に何度も、近くに建つビルの6階の部屋から、愛用の脚付き望遠鏡を覗き込み、銀ブラを楽しむ人の流れを観察していたことです。おそらく彼は、マクドナルド1号店を中心とした消費者の行動を注意深く見て、今後の経営方針を立てていたのではないでしょうか。


【プラスα】「耳の裏を丁寧に洗う」と儲かる!?

藤田田の習慣で有名なものの1つが、「耳の裏を丁寧に洗う」というもの。これはユダヤ人の教えのうちの1つで、耳の裏からエネルギーが出ていると信じている彼らは、この部分を大切にすることで商売も上手くいくと感じていました。藤田がユダヤ商法に惹かれたのは、勉学とともにGHQ で通訳をしていた時代のこと。そこで親しくなったユダヤ人軍曹から利殖術とビジネス哲学を学んだ藤田は、藤田商店を設立して大儲けをするわけで、彼をユダヤ商法に傾倒させたきっかけにもなりました。