【クイズ】結婚指輪を左手の薬指にはめるのはなぜ? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(44)
「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第44回目をお送りします。
◇ ◇ ◇
結婚指輪はなぜ左手の薬指にはめるのか?
左手の薬指に指輪があるかどうかで、相手が結婚しているかどうかを判断する人も多いのではないだろうか。
結婚で指輪を取り交わす習慣は、古代ローマ時代に起源があるそうだ。当時は商習慣で取引が成立すると指輪が交換された。結婚もある種の契約なので、そこから派生して指輪を交換することになったというのだ。
では、結婚指輪を左指の薬指にする習慣はいつ生まれたのか。
11世紀頃にはカトリック教会が結婚指輪に祝福を与える儀式をはじめ、この時に左手の薬指にはめる習慣が生まれたといわれている。ただし、当時はそれほど厳密な決まりではなかったようだ。その後、「左手の薬指は、愛の血管で心臓と結ばれている」「もっとも心臓に近い血管が通っている」といった説が生まれ、二人を結ぶ愛の証として指輪が使われるようになった。
日本では、指輪は幕末にオランダから長崎にもたらされた。はじめは遊女の間で流行し、やがて庶民にも広まったとされる。もちろん、それは装身具としての指輪。結婚指輪が広まるのはもっとあとのことだ。明治に入り、欧米との交流が盛んになるにつれて、ようやく普及するようになった。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
この記事に共感したら
Information
頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学
子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載!
子どもを持つ親たちに、そして、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書は読んで面白い雑学を「教科別」にわかりやすく収録。
本書で知った雑学を、子どもや孫との会話における「隠しネタ」にしてみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、その話を聞いた子自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
▼単行本情報はこちらから
監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。