【クイズ】ネクタイの起源は何? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(46)

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ネクタイの起源は何?


「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第46回目をお送りします。

◇ ◇ ◇

ネクタイは騎兵のスカーフだった!


男性のファッションとしてこれほど普及しているのに、実用性はゼロという不思議な存在が、ネクタイである。

首に布を巻く風習は、古代ローマの兵士が防寒のために羊毛を巻いたなど、古くから世界のあちこちにあるが、純粋なファッションとしてのネクタイの起源は、17世紀のクロアチアの軽騎兵(けいきへい)にあるといわれている。

勇猛さで知られたクロアチア軽騎兵は、傭兵(ようへい)としても引っ張りだこだった。フランスのパリにも連隊が置かれ、彼らの首には色鮮やかな布をスカーフのように巻いていた。フランス国王ルイ14 世がそれに目をとめ、「あれは何だ?」と側近に尋ねたところ、側近は勘違いして「クロアチア人です」と答えた。クロアチア人はフランス語でクロアート、それがなまってフランス語でネクタイを表す「クラバット」となった。

こうしてネクタイはまずフランスで流行し、イギリスにも伝わる。出征する兵士を見送る恋人や妻たちは、愛する人の首に布を巻いて、同じ軍服を着た一団の中からでもすぐに見つけ出せるようにして別れを惜しんだという。

イギリスで首を結ぶ紐の意味でネクタイ(Necktie)と呼ばれるようになったのは1830年頃。

19世紀後半にはクラバットの結び目だけを残した蝶ネクタイが作られ、同じ頃に現在のネクタイの主流となるフォア・イン・ハンド・タイが誕生した。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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