かすり傷で死に至ることも!? 健康な人でも感染する可能性がある“人食いバクテリア”が恐ろしすぎる

#くらし   
致死率30%の細菌はどこに潜んでいる?


世界には恐ろしい病気が数多く存在していますが、現在“人食いバクテリア”が注目を集めています。

今年2月放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)は、人食いバクテリアを特集。

かすり傷からでも死に至る、恐ろしい細菌の実態が紹介されました。

1時間で2~3センチの壊死を招く人食いバクテリアとは…?


番組で産婦人科医の丸田佳奈先生が紹介したのは、人食いバクテリアの代表的な症状である“劇症型溶血性レンサ球菌感染症”というもの。

この症状は毒素が筋肉や周辺組織を液状化し、“壊死性筋膜炎”を引き起こします。

原因は“A群溶血性レンサ球菌”という細菌で、健康的な人の咽頭や消化管、表皮にも生息する常在細菌の一種。

しかし通常は存在しない血液や筋肉、肺に入り込んでしまうことで感染症を引き起こす場合があるといいます。

体に起こる症状としては、傷口が腫れて赤く変化。

発熱や悪寒などの症状を引き起こします。

そのあとは傷口がどんどんと壊死し、最終的には多臓器不全やショック状態に。

番組で丸田先生は、「場合によっては死に至ることもある」と解説していました。

発症後は進行が1時間に2~3センチと“非常に急激かつ劇的”で、致死率はなんと30%ほど。

2012年から14年の死亡例の内、76%は発病から3日後に死亡。

41%が発病当日または翌日に死亡している“きわめて致死率の高い感染症”として知られています。

感染経路は、かすり傷や虫刺され痕などのわずかな傷口など。

かかりやすい人は“30歳以上の大人”で、基礎疾患が無くても発症するのが恐ろしいところ。

具体的な予防と対策は今のところないようですが、丸田先生は「“かすり傷でも清潔にすること”や“発熱などの全身症状を伴う場合は早めに受診する”ことが大切」だと教えてくれました。

非常に恐ろしいバクテリアの実態に、視聴者からは「人食いバクテリアが怖すぎて泣いてる」「こんなに恐ろしい病気が、日本でも発病しているのが信じられない」「人って簡単に死んでしまうのね。予備知識をつけておいて良かった…」などの声が上がっています。

危険生物が身近に増えている!?


【写真】マダニの被害で死亡例も…


日常の脅威は、人食いバクテリア以外にもあります。

以前放送された「クローズアップ現代+」(NHK)では、身近にいる“危険生物”を特集しました。

沖縄県の多良間島沖では、サメの数が増加。

サメによる人や漁業への被害が絶えないそう。

サメは温かい海水を好む種類が多く、日本の沖で目撃されるようになったのは“海水温の上昇”が関係しているといいます。

さらに噛まれると死に至るほどの猛毒を持つ“ヒョウモンダコ”が、鳥取県や神奈川県で目撃されたことも。

ヒョウモンダコも元々は熱帯に生息していますが、日本の沖で確認されたのは海水温が上昇して北上したからのようです。

そのほか、海だけではなく陸にも危険生物が。

「デング熱ウイルス」を媒介する“ヒトスジシマカ”の北限が東北地方北部にまで移動。

さらに積雪量が減少したことでイノシシの数が増え、その影響でイノシシに寄生する“マダニ”の生息域が拡大しています。

マダニに噛まれたことによる感染症では、石川県で死亡事例も発生しました。

日常に潜む脅威は多いもの。体の不調を覚えた場合、早めにお医者さんに診てもらった方が良いでしょう。

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