女性のストッキングを守るため…“レジ袋”の知られざる誕生秘話とは?

#くらし   
レジ袋開発には“ストッキング”が関わっていた!?


スーパーなどでよく使用する“レジ袋”。

普段当たり前のように使っていますが、そもそもレジ袋が“開発された理由”をご存知でしょうか。

まだ知らない人のために、今回はレジ袋の誕生秘話をご紹介します。

驚きのルーツを辿れば、レジ袋を見る目が180度変わるかも。

60年代に多発した女性からの“クレーム”とは?


2月22日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)には、レジ袋を開発した中川製袋化工株式会社の社長・中川兼一さんが登場。

中川さんの話によると、レジ袋が開発された背景には“女性のストッキング”が深く関わっているそうです。

事の発端は、1960年代に起きた“ミニスカート”ブーム。

当時の女性はミニスカートの流行と共に、“ストッキング”がマストアイテムになっていました。

一方その頃のお買い物スタイルといえば竹を編んだ“竹籠”を使うのが一般的で、レジ袋はまだ存在していません。

ではレジ袋はどのようにして誕生したのかというと、原点は多摩川の梨園に。

ミニスカートブーム全盛の時代は、梨園の女性もミニスカートとストッキングを着用して働いていました。

そして収穫した梨を入れる際には、竹籠を使用。

ちなみに当時の物価はうどん1杯約30円に対して、ストッキングは1足約400円もしたそう。

ところが竹籠を使っていると、どうしても竹にストッキングが引っかかってしまいます。

おかげで“竹籠のせいでストッキングが伝線した”という女性からのクレームが多発。

中でも梨園で働く女性からの“竹籠に代わるものを製造してほしい”という依頼が、中川製袋化工株式会社に殺到しました。

そこで女性のストッキングを守ろうと、同社はレジ袋開発に踏み切ったのです。

レジ袋誕生の意外な真実に、ネット上では「レジ袋は女性のために作られたのか!」「レジ袋を発明させるほど、当時の女性はストッキングを履きたかったのね(笑)」「これからレジ袋を見かける度にストッキングが頭をよぎりそう」といった声が上がっていました。

レジ袋が災害時のお役立ちアイテムに!?


【写真】レジ袋を活用して“急場”を乗り越えよう!


女性のストッキングを守るために開発された“レジ袋”は、使い方次第で様々な用途に活用できます。

NHKがYouTube上で公開している動画では、災害時に役立つ“レジ袋の活用術”を紹介。

危機管理アドバイザー・国崎信江さんが、いざという時のレジ袋活用法を教えてくれました。

例えば“停電時”にもレジ袋は大活躍。

対処法は懐中電灯をコップに入れて、その上にレジ袋を被せるだけ。

すると広範囲を照らす“ランタン”に変身します。

懐中電灯がない場合は、スマートフォンの写真用ライトでもOK。

続いては、サンダルやヒールで長時間歩く場合のお役立ち術をお教えしましょう。

まずはレジ袋をねじって紐状にし、土踏まずより少し前あたりに袋を結びます。

結び目が足の甲に来るように結ぶと、サンダルやヒールにしっかり足が固定。

動きやすくなるだけでなく、袋がクッション代わりになって足が疲れにくくなります。

普段から何気なく使っているレジ袋には、知られざるルーツと活用術が秘められているようですね。

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