発達障害の子の小学校入学準備は、年長の4月から始まる!?

#育児・子育て   

発達障害やグレーゾーンという言葉をよく耳にするようになった昨今。

4月の新生活シーズンを迎え、発達障害の子供を持つ親にとって「進路の壁」と言われる小学校入学について、気になっている方も多いのではないでしょうか。

長男を出産後、自身もADHDと診断されたモンズースーさんの著書『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入学準備編 』(KADOKAWA)から、発達障害グレーゾーンの長男の就学体験を元に、小学校入学に向けた準備をご紹介します。

「生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入学準備編」。長男の入学準備のほか、凸凹な兄弟の関わりも


◎小学校の「就学活動」は年長の4月から!


凸凹の特性のある子どもたちの通る道には、いくつかの進路の壁があると言われています。その中でも特に大きいのが「小学校入学の壁」。

環境によって成長の仕方が違ってくる場合もあり、親にとっては悩みが尽きません。

進路を教育委員会と話し合う『就学相談』(通常学級に通うか、特別支援学級に通うかなど)は地域により異なりますが秋に行われることが多いので、その準備として4月から『就学活動』をしておくことがおすすめです。

凸凹の子たちが学ぶ環境の選択肢はいくつかある(地域・学校により異なる)


小学校入学前に発達障害グレーゾーンを指摘され両親が気づく場合も


◎具体的な準備方法は? まずは個別知能検査へ


通っている園でも集団の知能検査が行われますが、この検査では細かいことまでわからず、教育委員会との話し合いがスムーズに進まないこともあります。

教育委員会との話し合いの後に、慌てて個別の知能検査を受けようと専門機関に問い合わせをしたが予約待ちの状態で、なかなか進路が決まらず焦りばかりが募った…という経験をしたという声も。

早い段階で個別に知能検査をしておくことで、我が子のIQや得意不得意が数値で分かれば、親として進路について考えやすく、専門の先生との相談との指標にもなります。

この個別の知能検査ができる機関は限られるため4月ごろから余裕をもって予約をしておくといいでしょう。

就学相談の流れを知っておくと準備に慌てない(地域・学校により異なる)


◎子供の特性に合ったクラスがある学校か? 授業の雰囲気は? 


実際に通いやすいエリアの小学校を見学し、通常学級と特別支援学級それぞれのクラスの雰囲気や、1クラスの生徒の人数などを自分の目で見ておくこと、それを基に家族でしっかり話し合っておくことも大切です(地域によって見学の時期は異なります)。

「少人数クラスでしっかり指導してもらえるが、一番学びたい友達との関りはあるか?」「特別支援学級から入って通常学級を目指す生徒もいるか?」など、自分の子供の特性と照らし合わせながら見学を。

なかなか学校が決まらずランドセルが買えない…という悩みも


学校によって対応も、クラスの雰囲気もさまざま


先生の話を直接聞き、リアルにイメージできる場合も


忙しい育児の毎日に加えて1年前から就学準備をすることは容易ではありませんが、秋に行われる教育委員会との話し合いで慌てないために、我が子の特性に寄り添った進路について考え準備しておくことは、家族にとって大きな安心につながりそうです。

知能検査やそれを元にした地域の教育委員会との話し合いによる最終の進路決定など、発達障害の子を持つ親、自分の子供もグレーゾーンと思っている親にとって、有益な情報も織り交ぜながら、家族の日常を綴っていく実録コミックエッセイ「生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入学準備編」もぜひご覧ください!

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Information

単行本情報はこちら『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした 入学準備編 』
幼いころから生きづらさを抱えていた著者が生んだ子は、二人とも発達障害グレーゾーンだった。ロングセラーとなる1巻・2巻に続き、第3巻では、小学校入学に向けた、1年にわたる準備期間を細やかに描く。


▼単行本情報はこちらから



著者:モンズースー
長男を出産後、ADHDと診断される。基本のんきで前向き。第29回コミックエッセイプチ大賞受賞後に始めたブログ「漫画 生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」がアメブロ総合1位を記録。2016年にデビュー作『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』(KADOKAWA)を刊行。

▼掲載話一覧はこちら

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