共同管理はケンカのもと!? 頭を悩ませる“夫婦のお財布一本化”問題
結婚すると、パートナーとお金について一緒に考える必要も出てきますよね。
お金を効率的に管理するためにも、夫婦の財布は共同にした方がいいのでしょうか?
お財布は一緒にすべきではない?
先日とある掲示板で、「夫婦の財布を一緒にしたい」という女性の投稿が話題になりました。
その家庭では夫の収入で生活費をまかなっていて、女性のパート収入はそのまま自分のお小遣いに。
現状でも「不自由はしていない」とのことですが、貯蓄効率を考えたり家計費を明瞭化するために「財布を1つにした方がいい」と考えるようになったそうです。
ただ女性には、「財布を一緒にすることで、夫の仕事に対するモチベーションが低下しないか」という不安要素も。
また「夫は倹約家で貯蓄もしている」「将来の話をしたがらない」という点から、「夫に言い出せない」と綴りました。
そんな女性に対し、ネット上では「不自由してないんだから無理強いする必要はないと思う」「共同管理はケンカの元。別々のままでいいんじゃないかな」「仕事のモチベーションにつながっているなら変えるべきじゃないと思います」「貯蓄も大事だけど、正直自由に使えたほうが楽」といったアドバイスが。
また“生活費は夫持ち・パート収入はお小遣い”という点に、違和感を覚えた人も多いようす。
「『夫のお金は私のもの。私のお金は私のもの』っていう魂胆が見え隠れしてる」「財布を一緒にしたいって、それ旦那さんのお金も自分で扱いたいだけでは」「旦那さんが不満に感じてないならいいけど、現状ですら自分が楽してるのに管理できるの?」と厳しい声が見られました。
もちろん肯定派の意見もあり、「将来のために貯金は必要! いまは不自由なくても先のことを考えたら夫婦共同にすべき」「倹約家で貯蓄もできる旦那さんなら、夫婦一緒の財布にして旦那さんに管理をお願いした方がいいかもね」「夫婦別々の財布だとお金の動きが見えないし、まずは1度共同で管理してみては?」との声が寄せられています。
男女間でお金の価値観に差!?
お金の管理に対する考え方や価値観について、男女で差が現れることも。
化粧品・医薬部外品製造販売の「ゲンナイ製薬株式会社」では、2018年に「結婚前と現在のお財布事情に関するアンケート調査」を実施。
20代から40代の既婚女性・既婚男性を対象に、結婚前の収入や貯金額の情報交換具合などを調査しました。
顕著な差が現れたのは、「結婚前にパートナーの懐事情が気になりましたか?」という質問。
「はい」と答えた男性が35.8%だったのに対し、女性は4人中3人にあたる75.6%が「はい」と回答しています。
「結婚前に貯めていたお金の行方を教えてください」という質問では、「もともと貯金はなかった」という回答が男女共に約12%。
また約6割の男性が「夫婦の貯金として家庭に捧げた」と答えているのに対し、約6割の女性は「自分の貯え分としてしっかり確保」と答えていました。
夫婦の性格や暮らし方によって、お金の管理方法は千差万別。お互いに納得のいく“お財布管理法”を見つけてくださいね。
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