本気だったはずなのに…バレエを習う中2の娘から最近やる気が感じられません【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回はお子さんの習い事への姿勢に不安を感じているという「カープ」さんのお悩みです。


◆相談者プロフィール

カープ(45歳女性)

結婚20年目。高校3年生と中学2年生の女の子の母です。

お悩み相談


中学2年の娘は小学1年の時からクラシックバレエを習っており、約2、3時間のレッスンを週5、6回こなしています。小さいころから頑張り屋で、地方のコンクールでは上位入賞するレベルにまで達しました。ですが2年ほど前から真剣さが感じられなくなったのです。

その理由はおそらく2つ。1つ目はずっと一緒に習ってきた高校3年の長女が大学受験のためにバレエをやめたことです。長女は次女の面倒をよく見るタイプで、レッスン後次女の練習を見ていました。先生が帰った後、スタジオを自由に使えるのですが、長女は、次女が苦手な技をできるまで何度もさせて、時には次女が泣き出すことも。その様子に、私も周りの人達も圧倒され、引いてしまうほどです。しかし、次女はそんな長女のスパルタのおかげで上達したようなものでした。

長女が辞めた当初次女は「のびのびとレッスンしてるね」といわれていましたが、実は次女ははっぱをかけられないとできないタイプだったのでしょう。先生から「今まではコツコツと努力していたのに、最近は詰めが甘いね」と注意を受けるようになり、不安になってきました。

もう1つの理由はスマホです。スマホは自分の踊りを録画したり、その動画を先生へ送ったり、参考になる踊りを送ってもらったりとレッスンの必需品。まだ中学生なので持たせたくなかったのですが、他の生徒さんも持っているので仕方なく持たせました。買い与えた当初はルールを決めてリビングに置くようにしていましたが、今は全く無視です。部屋で延々友達とやりとりしたり、バレエと関係のない動画を見たりしているようです。

今でもレッスンへは休まずに行きますが、トウシューズやタイツなど必要なものを平気で忘れることが多くなりました。当然、練習に身が入っていないので、本番で今までにない失敗をするためコンクールの成績も芳しくありません。

それでも、コンクールには出たいと言います。娘はがんこで本当の気持ちを聞き出せないので悩んでいます。

バレエのための人生ではなく、バレエは人生の一部


次女さんに期待しているからこそ、最近の彼女の様子が残念なのですね。頼りになる長女さんと切磋琢磨できなくなり、そばにあるのは友達とすぐにつながれるスマホ。身が入らなくても無理もない状況です。それでも練習を休まず、コンクールにも意欲的とは素晴らしいですね。生活リズムや心身バランスが崩れるような変化があっても継続できるのも実力のうちです。

次女さんは、姉に頼らず、スマホに依存せず、自分なりの取り組み方を模索しているところではないでしょうか。レッスンで目につく部分やコンクールの成績など、バレエを上達させるために指摘すべきことはバレエの先生方にお任せしましょう。

ご家庭では彼女が自己管理できるように応援するのが建設的です。「バレエのため」ではなく「次女さんのため」になる言葉かどうか常に意識しながら声を掛けてみましょう。

◆回答者プロフィール

CANDACE(キャンディス)

1977年生まれ。アートセラピスト。幼稚園・小学校教諭、心理系資格有。

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //