【クイズ】「茶柱が立つと縁起がいい」を広めたのは誰? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(61)

#趣味 


「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第61回目をお送りします。

◇ ◇ ◇

「茶柱が立つと縁起がいい」というのはステマだった!?


お茶を入れて茶柱が立つと、何かいいことありそうな……。しかし、お茶の茎の切れっ端が茶碗の中で立ったからといって、どうして縁起がいいのだろうか。

これは、お茶商人のしくんだステマ(ステルスマーケティング=宣伝であることを隠した宣伝行為)だったという説がある。新芽の先だけを摘(つ)む一番茶には、茎の部分はほとんど含まれていない。次の二番茶になると、成長した葉を摘むため茎が交じるようになる。商品としてはランクが下でも、茶柱が出やすいのだ。

また、ぬるいお湯でゆっくり入れる高級茶の玉露(ぎょくろ)や煎茶(せんちゃ)は、茶柱が立たない。そもそも茎が交じっていてはいけないものだし、たとえ茎が交じっていたとしても、急須の中でじっくり蒸らしているうちにお湯に浸って沈んでしまう。しかし、庶民的な番茶には、もともと茎の部分が含まれているうえ、熱湯でさっと入れるので茶柱が立ちやすいのだ。

このように、お茶商人は、「茶柱が立つのは縁起がいい」という噂を流して、とかく売れ残りがちな種類のお茶を売ろうとしたのである。

これがほんとうだったら、見事なマーケティングというしかない。

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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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