付加価値は物語!? 価格だけで勝負しない「第3の家具メーカー」の挑戦

家具業界は現在、“激安”と“高級”での2極化が進んでいます。
多くの企業がいずれかの方針を取っているのに対し、中には“第3の道”を突き進む企業も。
今回は、そんな“第3の家具メーカー”の戦略を見ていきましょう。
顧客を惹きつける「物語のある家具」
3月7日に放送された「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)では、「価格だけで勝負しない 第3の家具メーカーの挑戦!」と題した企画を特集。
「物語のある家具」で他社との差別化を図る「ワイス・ワイス」という企業にスポットライトが当たりました。
東京ミッドタウンにある「WISE・WISE tools」には、風情あふれる雑貨が多数販売されています。
例えば「小倉織ハンカチ」は、元々“武士の袴”に使われていた素材をアレンジした商品。
戦時中に一時生産が途絶えていましたが、端切れを頼りに復元されたそうです。
また表参道のショールームにはある「ニューモロツカ」というイスは、温もりのある見た目ながら頑丈な作りが人気。
材料には“原木シイタケ”の栽培に使われたクヌギを活用しています。
客は商品の質だけでなく、こうした「商品の持つバックグラウンド」に惹かれているとか。
社長の佐藤岳利さんは、32歳で「ワイス・ワイス」を設立。
しかし2008年のリーマンショックなどを機に、家具メーカー同士の“値下げ合戦”が激化しました。
そこで佐藤さんは“誰がどこの素材で作ったか”が見える商品作りに着目。
家具誕生の“物語”を語ることで、商品に付加価値をプラスしています。
家具にこだわりのある人は約7割!

“家具選び”においては、人それぞれ重視するポイントが異なるもの。
株式会社ディノス・セシールは、以前「家具とライフスタイルに関する意識と実態調査」というアンケートを行っています。
まず家具に対して、“こだわり意識を持つ”と回答した割合は66.1%。
こだわりとして「高くても長く使えるものを買う」「本物志向。フェイクでなく本革」「流行り廃りのないもの」「家族との生活に合うもの」などが上げられていました。
一方で「実際に家具を置いた時に“しっくりこなかった経験”があるか」を尋ねると、「あり」との回答が48.8%。
また「家具に飽きてしまった経験」も44.6%に達しています。
ネット上でも“家具へのこだわり”を披露する人が相次いでおり、「頻繁に買うものじゃないから、やっぱりこだわった家具を揃えたいよね」「高ければいいとは思わないけど、とことん“自分が気に入った家具”を選びたい」「いい家具に囲まれると居心地の良さが全然違う」といった声が上がっていました。
お財布とも相談しながら、“自分なりのこだわり”を反映した家具を選んでいきたいですね。
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