既成の参考書や教材などは一切なし!? 勉強を教えない塾「探究学舎」の人気の秘密

#くらし   
勉強を教えるのではなく、好奇心に火をつける塾?


“塾”といえば黙々と机に向かうイメージが強いですが、東京・三鷹の「探究学舎」では常に子どもたちの笑い声が教室中に響き渡っています。

ここは勉強を教える塾ではなく、“好奇心に火をつける塾”。

今や季節講座には全国から3000人以上の子どもたちが集まるそうですが、一体「探究学舎」の何がそんなにも魅力的なのでしょうか。

エンターテインメントを取り入れた「探究学舎」の授業


3月17日放送の「情熱大陸」(TBS系)には、「探究学舎」塾長・宝槻泰伸先生が登場。

同塾の講師は全部で6人おり、既成の参考書や教材などは一切ありません。

カリキュラムの中身は、講師たちが自ら作り上げていました。

そのカリキュラム内容も「戦国英雄編」「人類進化編」「宇宙編」「経済金融編」など実に様々で、誰でも好きな授業を選んで受講できるそう。

例えば「元素」がテーマの授業では、“元素かるた大会”からスタートします。

ルールは簡単で、宝槻先生が出すヒントから当てはまる元素を選ぶだけ。

宝槻先生の授業は、ゲームなどで子どもたちをテーマの世界に惹き込んでから始まるのです。

他にも「戦国英雄編」では、戦国武将たちを歌ったテーマソングを作曲。

授業で子どもたちと共に熱唱し、ライブハウスさながらの盛り上がりを見せていました。

宝槻先生曰く、子どもは興味を持ちさえすれば自分の力で知識や理解を深めていくとのこと。

さらに「何かを教えるというより(子どもたちに)驚きと感動を感じてほしい」と自身の想いを語っていました。

そんな彼の一風変わった授業風景を見て、視聴者からは「これは面白い!」「授業を受けてる子どもたちが凄く生き生きしてる」「黙ってご飯食べても美味しくないのと一緒で、黙って勉強してても楽しくないもんね」といった絶賛の声が続出しています。

宝槻先生が父親から受けた“娯楽教育”とは?


【写真】“娯楽教育”で高校中退から京都大学合格!?


子どもたちを夢中にさせる宝槻先生の授業。

その原点には、父親から受けた“娯楽教育”が大きく関係しているようです。

昨年9月に放送された「好奇心クラブWOW」(日本テレビ系)では、宝槻先生の幼少期をピックアップ。

子どもの頃の宝槻先生はいつも勉強のフリばかりで、実は隠れて遊び呆けていました。

しかしある日父親から「教科書より漫画を読め!」と注意されて以降、宝槻先生の人生は劇的に変わっていきます。

宝槻先生の父親が掲げていた教育方針は、映画やゲームなどを教材にした“娯楽教育”。

ただしやり方にはいくつかコツがあり、例えば映画鑑賞ひとつをとっても「まずは映画を最後まで鑑賞する」「映画の中で疑問に思ったことを話し合う」「今度は映画を止めながらもう1度鑑賞」「その際に親は子どもが上げた疑問を解説していく」などのポイントがあります。特に“リアリティ”ある作品の方が、“社会見学の要素”があるのでGOOD。

宝槻先生曰く、最近では2016年公開の「シン・ゴジラ」がおススメだそうです。

そんな父親の娯楽教育を受けたおかげで、宝槻先生は高校中退にも関わらず京都大学に合格。宝槻先生の弟2人も高校に進学せずして、京都大学に合格しています。机で勉強するだけが、良い教育とは限らないのかもしれませんね。

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