「知性」は母親から!? 林先生が明かした「子どもの学力」と「母親」の関係性

#育児・子育て   

子どもの学力に影響するのは「母親の学歴」!?


以前放送された「林先生の初耳学!」(TBS系)では、子どもの学力と親の関係性について特集。

番組冒頭に林修先生が打ち出したのは、「子どもの学力は『母親の学歴』で決まる…!?」というテーマでした。

この説は、文部科学省の調査結果をベースにしているそう。

中学3年生の数学での正答率を調査すると、父親が高卒か大卒かによる正答率の差は12.4%でした。

一方、母親の場合の差は16.7%。「父親の学歴より母親の学歴の方が、子どもの学力に影響を与えやすい」ことが明らかとなっています。

続いて林先生が紹介したのは、アメリカの研究者が発表した学説。

子どもが両親から「どのような部分を引き継ぐか」を調査した内容でした。

まず父親から遺伝するのは、「大脳辺縁系」という気分や本能を司る部分。

そして母親から受け継ぐのは「大脳皮質」と呼ばれる“記憶・思考・音声・知覚”など認識能力を担う分野です。

調査結果によると、いわゆる「知性」の部分は“母親から受け継がれた遺伝子”のみ機能するとか。

番組を見た視聴者からは、「父親と母親で受け継がれる部分が違うって驚き!」「母親にどれだけ責任を負わせるんだよ…」「でも子どもたち本人の努力が一番大きいはずだよね」といった反響の声が上がっていました。

子どもの学力が上がる家庭環境とは?


【写真】決まった時間に起きる子どもは学力が高い傾向に


国立大学法人お茶の水女子大学は、「家庭状況が児童生徒の学力とどのように関係しているのか」という研究結果を発表。

いくつかピックアップして内容を見てみましょう。

世帯年収と子どもの学力については、やはり収入が多い世帯ほど子どもの学力は高い傾向となっています。

ところが中学3年生を例にとると、「1500万円以上」よりも「1200~1500万円」の世帯の方が生徒の学力は高い結果に。

「収入は多ければ多いほど良い」という訳ではないのかもしれません。

また家庭環境においては、まず塾などの「学校外教育支出が多い」ことが1つのポイントとなりました。

しかし他にも、「子どもが決まった時刻に起きるようにしている」「子どもに本や新聞を読むように勧めている」「子どもと社会の出来事やニュースについて話をする」「携帯電話やスマートフォンの使い方についてルールや約束を作っている」といった習慣が学力アップに効果的。

遺伝や家庭環境も含めて、子どもの学力にはさまざまな要素が関係していそうですね。

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