曲に“一貫性”がないことが共通点!? 思わずグッとくる“上京ソング”の法則
4月から始まる新生活のために、見知らぬ土地へと足を踏み入れた人も多いですよね。
今年3月に放送された「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)では、グッとくる“上京ソング”を大特集。
多くの人の心に残る上京ソングの秘密に迫っています。
プロが解説する“上京ソング”の秘密
番組では、作詞家・歌詞プロデューサーのいしわたり淳治さんとJUN SKY WALKER(S)のベーシストで音楽プロデューサーの寺岡呼人さんが登場。
「グッとくる上京ソング」をランキングと一緒に解説してくれました。
いしわたりさんは、上京ソングの1番の特徴として「都会」と「ふるさと」、「夢」と「現実(恋愛・家族・友人)」といった対比があるとコメントしています。
また9位にランクインしたMr.Childrenの「星になれたら」は、寺岡さんがボーカルの桜井和寿さんと一緒に作曲した楽曲。
曲名が決まる前は「JR東海のCMのイメージでいこう」という2人の意見から、「JR」と呼ばれていたそうです。
寺岡さんによると、“曲同士の一貫性”がないことも上京ソングの特徴。
メロディではなく歌詞がポイントになっていると明かしています。
ちなみに「グッとくる上京ソング」第3位はシャ乱Qの「上・京・物・語」、第2位はイルカさんの「なごり雪」、第1位には太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」がランクインしました。
いしわたりさんは「木綿のハンカチーフ」に関して、“文通形式”で歌詞が展開していくとコメント。
Aメロでは都会で心変わりする男性、Bメロではその男性を涙ながらに受け入れる女性の姿が描かれています。
こうすることで、曲の物語が色濃く感じられるそう。
これらの上京ソングに視聴者からは、「思い出の曲をプロの解説つきで振り返れるのがよかった」「上京した時のことを思い出して、ちょっとクるものがあるな」「ミスチルの『星になれたら』がJR東海っぽいのめっちゃわかる…」と反響が続出していました。
ジャニーズの名曲は“違和感”が重要?
今年2月放送の同番組では、売れっ子音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんとヒャダインさんが登場。
現役プロデューサーたちが思わず嫉妬する名曲の仕掛けが明かされています。
中でも話題を集めたのは、King & Princeのデビュー曲である「シンデレラガール」。
ヒャダインさんによると、同曲は「BメロのようなAメロ」「急なテンポアップ」「裏声」などによって少年らしい緊張感と不安さを表現しているのだそう。
またKinKi Kidsの「硝子の少年」は不安定なメロディ構成、嵐の「A・RA・SHI」は冒頭からいきなりラップをするというギャップを曲に起用。
ヒャダインさんはジャニーズの名曲には“違和感”が大切だと語っていました。
名曲が人の心を惹きつける理由を知れば、より曲への理解を深めることができるはず。あなたの1番大切な曲にはどんな仕掛けがあるのか、考えてみるのも面白いかもしれません。
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