いつも妹がうらやましかった。我が子にはそんな思いをさせずに育てたいけれど……【お悩み相談】
お悩み相談
現在5歳の息子と0歳の娘を育てているのですが、二人を平等に育てるのはどうしたらいいのか悩んでいます。
私自身は2歳違いの姉妹の長女として育ちました。両親は元からの性格や一人目で手探りの育児だったということもあり、私はきっちりと、妹は自由に育てていたように思います。小学生の頃、私は毎日習い事だったにもかかわらず、妹は自分でやりたいといったバレエのみ。ほかにもそれぞれに必要な物、例えば電子辞書などは、私の物でアラを知ることができるので、妹の分は私の物より最新機種でいい機能が付いているものを選んでいました。大学に入学してからは「家に帰る時間は連絡しなさい」と強く言われていたのでそのつどメールをしていましたが、妹が入学すると「大学生は帰りが遅いものなのよね」と言い、妹に強要することはありませんでした。
妹自身も私にアドバイスを求めることが多く、就活や結婚式など私が経験して得た知識は教えています。妹に対して両親の口癖は「お姉ちゃんがいてよかったわねぇ」です。妹も「うん!」と言います。一つ一つ、本当に些細なことです。しかし、些細なことが積み重なって、今でも私は妹に対してうらやましいという思いがあります。もし生まれ変わるなら妹がいいなと思ってしまいます。だからこそ、自分たちの子どもたちにこのような思いをさせたくないなと思っているのです。
そんな私から生まれてきたわが子は娘と息子。年の差、性別差があります。差をつけたくないとずっと強く思っていたはずなのに、やはりついてしまっているような気がしています。例えば0歳の息子はよく泣くので常に抱っこをしながら娘と遊んでいるような状態です。娘がいつか大きくなったときに「私も抱っこしてほしかった」と思うかもしれません。息子は息子で「いつもお姉ちゃんの遊びが優先で、僕は二番目だった」と思うかもしれません。
真に平等な育児など存在しないと分かってはいます。ですが、なるべく平等に近づけたいと思っているのです。どのような心掛けで子どもたちに接していけばいいでしょうか?
その子自身の個性を尊重する
「男」「女」「姉」「弟」「○歳」といった一般的な基準で子ども達への対応を考えるのではなく、お子さん一人一人の個性や発達段階と向き合いながら接していけばよいのではないでしょうか。
「平等」とは何もかも同じということではありません。年齢や性別、性格などでの違いはあって当然。その差を活かすことがあっていいのです。大切なことは「権利」が等しく与えられるということ。「いつも我慢」「いつも二番目」ということがないように注意しましょう。
そして、子ども達の受け止め方は彼ら次第です。「お姉ちゃんがいてよかったわねぇ」というご両親の口癖も、あなたに対して「頼もしく育ってくれてありがとう」という想いが込められているかもしれません。あなたも姉だったおかげで、試行錯誤や苦労から学ぶことができ、お子さん達のことを平等に育てたいという意識も芽生えたのではないでしょうか。
あなたの人生に誇りを持って、お子さん達と向き合っていきましょう。
◆回答者プロフィール
CANDACE(キャンディス)
1977年生まれ。アートセラピスト。幼稚園・小学校教諭、心理系資格有。
Information
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