片づかない原因は入れ物だった!? 使いこなし方を収納グッズ別に解説

「なんとかしなきゃ…!」と思いながらも、手をつけると大ごとになりそうで触れられないでいる収納スペース=「パンドラの箱」。でも、その原因が実は収納グッズにあるとしたら……? 収納グッズしだいで、使い勝手はよくも悪くもなるもの。家事代行サービス「タスカジ」で活躍するseaさんに、収納スペースをパンドラ化させない収納グッズの取り入れ方について教えてもらいます。
収納グッズ別に解説! こうやって使うのが最適解
◆引き出し
引き出しは、中身の出し入れだけでなく、引き出すこと自体が面倒なことも。入れるものと引き出しのタイプの相性に注目!
【同じ場面で使うものはセット収納が◎】
「アイテムごとに1つずつ引き出しを分けがちですが、例えば下着とインナーなど使うシーンが同じものはセットにし、大きめの引き出し1つに納めるのがおすすめ。これなら引き出すアクション数が1回になるので、手間が格段に減ります。洗濯物をしまうときもスムーズ」
【深さのある引き出しはジャストな高さで区切って】
「引き出しが深すぎると、ものが増えたときに上に積まれて埋もれてしまいます。そうならないよう、空き箱や紙袋を使って、引き出しに合った高さで区切りましょう。文房具や調理器具など、毎日使うものが、放り込むだけでいい楽な収納に」

【奥行きのある引き出しは前後で1軍と2軍に分けて】
「クローゼットや押し入れ用の衣装ケースは奥行きがあり、衣類を入れた状態で全部引き出すのは重くて面倒。使用頻度やシーズンのオンオフで1軍と2軍に分け、よく使う1軍は手前に、それ以外の2軍は奥にすれば、使うときは半分だけ引き出せばいいので楽」

◆カゴ
【色味を抑えたものを選び、出し入れの多いカゴはふたなしで】
「見せる収納として便利なふたつきのカゴが、まさにパンドラ化の元凶! 頻繁に使うものを入れると出し入れも面倒です。もし中身を隠したいのなら、白や茶など主張し過ぎない色味のものを選ぶと◎。中身が見えたとしても気になりにくいですよ」

【使いこなしたい場所こそ深めのカゴより浅めのカゴを】
「カラーボックスにカゴを入れ、引き出し代わりにしている人も多いはず。深めのカゴは、中身が見えず収納量も多い、という利点がありますが、逆に引き出さないと中身が取れないという欠点も。深さを半分にすれば引き出さなくても手が届き、出し入れががぜん楽に」

◆コの字ラック
収納力アップのために取り入れたコの字ラック。重ねて使うのは要注意!
【空間を区切るなら 「緩さ」を心がけて】
「コの字ラックは使い過ぎると、手の届きにくいデッドスペースを増やしてしまいます。重ね使いしてキチキチにものを詰めるより、空間をざっくり上下に分けるくらいが出し入れも簡単。収納力を上げたいなら、反対側に小物用の引き出しを入れるのも一つです」

◆かわいい缶
かわいい見た目の缶は、ついつい取っておきがち。無理に捨てずに、上手に収納に生かしてみて。
【お気に入りを1つだけ使ってディスプレー収納に】
「ふたつきの缶はあける手間があり、収納グッズにするには少し不便。でも見た目がかわいければ、飾る収納としてちょっとしたものを入れてもOK。持っている缶すべてを飾ろうとすると逆にごちゃついて見えるので、どれか1つお気に入りを決めて」

せっかく導入した収納グッズが、使い勝手を悪くする原因になるなんて……! しかも、大きな収納グッズほど処分するのも手間がかかります。だからこそ、この収納場所に何を入れて、どんなふうに使いたいか、まずはじっくり考えてから最適なグッズを取り入れたいですね。
イラスト=利光春華 編集協力=鈴出智里
Information
家族の片づけコンサルタント。予約の取れない家政婦として活躍中。片づけの仕組みづくりやアドバイスを行なう。著書『タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』(主婦と生活社)。
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