その心の不調、栄養不足が原因かも。おいしく食べてプチうつ解消! 画像(1/5) 心も体もなんだかつらい……と思ったら

ちゃんと食べているつもりでも、心を健康に保つには足りない栄養分がある場合も多いもの。そんな栄養の問題が心の不調を招くのが「栄養型うつ」です。自分の足りない栄養素を摂取し、不調を改善していく栄養学で、よくありがちな5つのイライラ、モヤモヤからサヨナラする方法を、医療法人山口病院精神科部長の奥平智之さんに伺いました!


人、モノ、コトいろいろにイライラッする!

我慢しようとするけど、ダメだわ。夫に、子どもに、同僚にイライラが止まらない。そんな自分にさえも……イラッ!!

【自覚がない人がほとんど!それは鉄欠乏かも】

形:丸いアーチがない・ぺったんこ・薄い(*アーチがあれば正常。爪の表面に縦線があれば腸の炎症のサイン)

かたさ: やわらかい・もろい・割れやすい

色:白っぽい・光沢がない

音:爪を切るときパチンと音がしない

温度:先が冷たい

実は、生理がある女性の約9割が「鉄欠乏女子(テケジョ)」。それがイライラの原因です! 全身に酸素を運ぶ赤血球の鉄は最後まで守られるため、貧血にまで至らず、鉄欠乏の多くが見逃されています。全身の細胞に貯蔵されている鉄は、生理や出産で優先的に使われ、不調を引き起こします。鉄を多く含む、レバー(豚、牛、鶏など)、赤身肉、大豆製品、青魚、小松菜、卵黄などとともに、腸の炎症を抑える食材(にんにく、しょうがなどの抗菌食材や食物繊維、発酵食品)をとりましょう。

その心の不調、栄養不足が原因かも。おいしく食べてプチうつ解消! 画像(3/5) 【画像を見る】まずは自分の爪をチェック!

人間関係も、仕事も、プライベートも疲れる…楽しめない…

新しい人間関係新しいママ友が増えて、職場環境が変わって……あいさつだけでも疲れちゃう。

【ビタミンB群とたんぱく質の強力タッグでサポート】

新しい人間関係は気を遣い、エネルギーをかなり消費します。そのエネルギーを補うのが、心の栄養の基本であるビタミンB 群とたんぱく質です。ストレス状態になるといつもより多めにとる必要があるので、肉や魚、卵、貝類、大豆製品を使った食事を意識して!

〈こんな具だくさんおみそ汁もオススメ〉

豚肉、玉ねぎ、エリンギ、みじん切りのにんにくをだし汁で煮る。煮えたらわかめ、みそを入れる。器に納豆を入れ、みそ汁をかける。納豆は酵素を生かすために煮ずにそのまま!

その心の不調、栄養不足が原因かも。おいしく食べてプチうつ解消! 画像(6/5) 心の栄養の基本は、ビタミンB群とたんぱく質

何をしてもやる気が出ず…ぼんやり…モヤモヤする

何もかも面倒くさくてやる気が出ない。私はいったい何がしたいんだろう……。

【それはコレステロール不足! 少なすぎても危ないんです】

ストレスと戦うホルモンや性ホルモンの材料となるコレステロール。少なすぎると、疲れが取れない、やる気が出ないなど、うつ状態の原因に。肉、魚、卵などのたんぱく質を中心にしっかり食事をとりましょう。サラダや刺身、みそ汁などに、えごま油やあまに油、オリーブ油などをかけるのも◎。

その心の不調、栄養不足が原因かも。おいしく食べてプチうつ解消! 画像(10/5) えごま油、あまに油、オリーブ油をちょい足ししても

環境の変化に対応できるか不安…プレッシャー

子どもが進学したり、夫の通勤時間が変わったりして家族も私も緊張気味。

【弱っている心と体の回復を助けるのは亜鉛】

慢性的な下痢や胃弱、食欲低下は、不安のみからくるものではなく亜鉛不足なのかもしれません。亜鉛が不足すると、味覚や嗅覚が鈍くなり、肌も乾燥しやすくなります。かき、牛肉、レバー(豚、牛、鶏など)、卵黄をとりましょう。

〈こんな具だくさんおみそ汁もオススメ〉

牛肉、ししゃも、キャベツ、ひらたけをだし汁で煮る。煮えたら火を止めてみそを入れ、さらにあおさとごまをのせる。亜鉛が豊富な牛肉は、みそと相性がバツグン!


家族が家にいる休日や連休のことを思うと憂うつ

休みも、家族が家にいると結局私はごはん作り、掃除、片づけ……と家事

【体の基本を整える、マグネシウムをお忘れなく】

マグネシウムは不足すると気分が憂うつになりやすく、まぶたがピクピクしたり、足がつったりすることも。大豆製品や海藻を積極的にとりましょう。おやつにナッツ類を食べたり、いろいろな飲み物ににがりを数滴入れたりするのもおすすめです。

その心の不調、栄養不足が原因かも。おいしく食べてプチうつ解消! 画像(15/5) ナッツのおやつでマグネシウム不足をフォロー

薄着の季節だから…とダイエットを始めた人は、特に注意! ちゃんと食べていても不足しがちな、メンタルヘルスに必要な栄養分がますます足りなくなってしまいます。まずは心の健康キープに何が大切で、どう補うかをしっかりチェックして。


※レシピ引用/奥平智之著『血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術』(ベストセラーズ)

イラスト=ホリナルミ 編集協力=栃木さおり