30秒で売り込め! 超短時間プレゼン「エレベーターピッチ」とは? 画像(1/2) 舞台は“エレベーター”!?

人の前に立ち、目標とするものを説明していく“プレゼンテーション”。

時には大勢に向けて展開することがあり、緊張を隠せない人もいると思います。

実は近年、「エレベーターピッチ」と呼ばれるプレゼンテーションが注目されているのをご存知でしたか?


与えられた時間はわずか30秒!

今年4月放送の「エレベーターピッチ!」(テレビ朝日系)では、10人の起業家たちが「株式会社アースホールディングス」のCEO・國分利治さんにプレゼンテーションを展開。

プレゼン終了後に、國分さんが名刺を受け取れば成功という内容です。


まず「エレベーターピッチ」とは、アメリカ・シリコンバレーが発祥とされている“超短時間プレゼンテーション”のこと。

番組では1階から10階まで移動するエレベーターが舞台として用意され、起業家に30秒間の持ち時間が与えられました。


最初に登場したのはベトナム出身のブイ・タン・ユイさん。

母国の名物「フォー」が日本では値段設定が高く、立ち食いスタイルでコストを抑えたいと言います。

そこでユイさんは、國分さんに「立ち食いフォー専門店を出したい」と思いをアピール。

しかし“安さ”を売りにしながら肝心の価格設定を伝えられず、國分さんに名刺を受け取ってもらえません。


大学生の原岡昇平さんは、麻婆豆腐丼専門店の開業資金調達を賭けてエレベーターピッチに挑戦。

緊張から落ち着きのない挙動ですが、的確に価格設定を説明していきます。

低価格や激辛ブームに着目したプレゼンが功を奏し、國分さんはしっかり名刺を受け取っていました。


「Graffity株式会社」のエンジニア・藤川慶さんが掲げる目標は、國分さんが展開している美容室チェーン最王手「HAIR&MAKE EARTH」へのAR技術導入。

藤川さんは自社のARアプリを國分さんに試してもらいますが、ほとんどプレゼンはできずじまい。

しかしギリギリのところで「EARTHとコラボさせて頂けないか」と伝えたところ、國分さんから「聞きましょう」と返ってきました。

國分さんは話を聞こうと思った理由について、「今の時代ですかね。(ARが)ノッてる感じで」と明かしています。


たった30秒間で繰り広げられるプレゼンテーションに、ネット上では「30秒でビッグプロジェクトの足がかりができるってすごい世界」「私には無理だなぁ。前口上のさわりで終わると思う」「どこにウリを置いて興味を引かせるかが勝負を分けそう」といった声が相次ぎました。



短時間プレゼンテーションのコツは?

30秒で売り込め! 超短時間プレゼン「エレベーターピッチ」とは? 画像(3/2) 【写真】根拠となる“データ”を忘れずに!

精密機器メーカー「エプソン」の公式サイトでは、“プレゼンを成功させるためのコツ”の解説ページを掲載。

「短時間で相手に伝えるための話し方は?」という項目もあり、聞き手を話に引き込むポイントが4つ紹介されています。


1つ目のポイントは「期待感を高める」。

「聞き手に『ワクワク感』や『気持ちの盛り上がり』、『“面白そう”という感情』を抱かせるように話すこと」とあります。

続いて「声のトーンや大きさ、スピードに変化を持たせる」、「結論ファーストを意識」と提起。

4つ目のポイントは「根拠になるデータを提示する」で、「結論や主張を述べたとしても、その具体的な根拠や裏付けをはっきり示さなければ、信憑性や説得力がありません」と解説されていました。


緊張感漂うプレゼンテーション。雰囲気に負けず、論理的に挑みましょう。