今、話題になっているキャッシュレス。なかでも、スマホのアプリを立ち上げて使う「コード決済」が注目を集めています。便利そうだけど、仕組みがよく分からないし、実際にどんな作業をするのか不安……という人のために、いまさら聞けない疑問に専門家が回答。イチから解説します!

キャッシュレスの基本を解説! 今知っておきたい「コード決済」の仕組みと使い方 画像(1/7) スマホが財布に早変わり

コード決済の仕組み

コード決済は、スマホのアプリでQRコードやバーコードを読んだり提示したりして、口座やクレカから支払う仕組みになっています。

まずは、スマホでアプリをダウンロードして、銀行口座やクレジットカードを登録してから使います。事前にチャージするタイプもあります。支払うときには、アプリを立ち上げて客のスマホ画面に表示されたコードをお店が読み取るか、お店が提示したコードを客が読み取るかのどちらかになります。お店によって導入されている形式が違いますが、客のアプリは1つでどちらのパターンも対応しています。

具体的には、会計のしかたは2パターン。

キャッシュレスの基本を解説! 今知っておきたい「コード決済」の仕組みと使い方 画像(3/7) 【写真を見る】大きなチェーン店で多い「顧客提示型」

1. お店が端末で客のスマホ画面を読み取る(顧客提示型)

アプリを立ち上げて自分のスマホ画面でバーコード、QRコードを表示すれば、お店の人が端末で読み取ってくれます。「大きなチェーン店などは、こちらのパターンが多いですね。コードが読み取られて決済できたら、スマホ画面に決済金額が表示されます。このときは自分で金額を入力しなくてOK」(ポイ探 菊地崇仁さん)。

キャッシュレスの基本を解説! 今知っておきたい「コード決済」の仕組みと使い方 画像(6/7) カメラモードでコードを読み込む「店舗提示型」

2. お店にあるコードを客が読み取る(店舗提示型)

スマホでアプリを立ち上げて「読み取る」などのボタンでカメラモードにし、お店が提示するコードを読み取ります。お店は、印刷した紙やiPadなどの端末でコードを表示。「導入コストが抑えられるので個人商店に多い形式です。コードに金額情報が入っていないときは、客が自分で金額を入力して決済します」(キャッシュレス推進協議会 鈴木麻友さん)。


いずれにしてもコード決済アプリには金融機関の口座やクレジットカードをひもづけて使う、と覚えましょう(事前にチャージして使うタイプもあります)。


具体的なレジでの流れ

では実際に、お店でコード決済をする場合には、どんな操作が必要になるのでしょうか? いろいろやることが多そうで不安になってしまいます。ここでは店頭でスマートにコード決済サービスを使う手順をおさらいしましょう(読み取ってもらう場合)。

キャッシュレスの基本を解説! 今知っておきたい「コード決済」の仕組みと使い方 画像(10/7)  

1. アプリを立ち上げ、コード払いを選ぶ

決済に使いたいアプリを立ち上げて「コード・QR 払い」を選択して自分のバーコード・QRコードを表示します。スマホ画面で開きやすい場所にアプリを表示しておくとスムーズです。

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2. 店員さんが端末で画面を読み取る

店員さんがレジの操作をしたあとに、お店のバーコードリーダーで、客のスマホに表示されているコード情報を読み取ります。この場合は、読み取るだけですぐに決済ができます。

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3. 決済が完了する

決済が完了したら、スマホの画面に決済した金額とお店の情報が表示されます。これで手順は終了。コード決済で支払った金額に応じて、自動的にポイントが付与されるサービスもあります。

キャッシュレスの基本を解説! 今知っておきたい「コード決済」の仕組みと使い方 画像(28/7)  

4. 5秒後、コード決済のポイントが付与される


ポイントカードと併用する場合は、出す順番に注意!

「コード決済とポイントカードが併用できるお店は、ダブルでポイントがつきますが、スマホの操作がやや困難です」と指摘する菊地さん。「例えば、ローソンでPontaポイントをつけてd払いするときには、アプリを両方立ち上げておき、画面を切り替える必要があります」。

気をつけないといけないのは、支払い前にポイントカードを出し、最後にコード決済する点です。上の1の前に、ポイントカード画面を見せる必要あり! 逆ではポイントがつきません。


こうやって実際の流れを見てみると、それほど不安がる必要はない!と分かるはず。ちょっとたいへんなのはポイントカードと併用する場合ですが、これも慣れてしまえば大丈夫!「ポイントカードが先!」と覚えておけばOKです。


取材・文=生島典子 イラスト=アボット奥谷