なぜ日本人は食器を持ち上げて食事するの? 食器を持ち上げない外国人との差に驚き
日常生活で当たり前のように行っている動作にも、その起源があります。
以前放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、“食器を持ち上げる日本人”と“持ち上げない外国人”の差が紹介されました。
日本人が食器を持って食べるようになった理由とは?
番組には、江戸川大学社会学部の斗鬼正一教授が登場。
日本人が食器を持ち上げる理由を、「日本人は昔から畳の上に座り、お膳に食べ物を乗せて食べていた」「お膳で食べると、食べ物と口の間に距離があって食べにくいので、食器を持って食べるようになった」と説明しています。
さらに当時の日本人が食べていたのは、塩辛や大豆、黒豆など箸でつかみにくい食べ物。
そのため食べ物を落とさず口へ運ぶには、食器を持ち上げる必要があったのです。
一方で外国は昔からテーブルの上に食べ物を並べていたため、食器を持ち上げる必要がなかったため“差”が生まれました。
ではなぜ日本人は、食べにくいお膳で食事をしていたのでしょうか?
斗鬼教授は「日本は家が狭く、食べる場所とくつろぐ場所と寝る場所がすべて同じ。そのため、持ち運びしやすいお膳で食事をしていた」と説明しています。
またもう一つの理由として、「日本人が畳を大切にしてきた」と解説。
大きな家に住む人も畳を大事に扱っており、畳を傷つけないようにテーブルを置かなかったといいます。
この豆知識に視聴者からは、「すごくタメになった! 今は日本人もテーブルがほとんどだろうけど、今もマナーとして残ってるのね」「外国ではナイフとフォークを使うから、両手がふさがってて食器を持ち上げられないことも関係してるのかな?」「なんかこういう起源を知ると、ちゃんとマナーを守ろうと思える」などの声が上がっていました。
“左に茶碗 右に汁物”は大阪で通用しない!?
日本人が守り続ける伝統的な作法として、“左に茶碗 右に汁物”というルールも存在します。
しかし2018年1月に放送された「カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)では、大阪の味噌汁のポジションは“左奥”というルールが紹介されました。
元々“左に茶碗 右に汁物”は「左上位」の考え方に由来し、貴重だったお米を左に置くようになったといわれています。
ですが大阪では、ご飯は左、おかずが右、味噌汁が左奥という配置に。
番組がインタビューを行うと、大阪府民は“メインこそ手前”という考え方があることが判明。
おかずを手前にして、味噌汁を左奥へ配置する理由を推測しています。
このVTRを見ていた大阪出身の中川家・礼二さんは、「改めて見て『あっそうなんや』と思った」「東京に来て定食屋へ行ったときは味噌汁が右くるけど、ちょっとだけ飲んで場所を替えてますもん」とコメントしていました。
岡山出身の次長課長・井上聡さんは「大阪式ですね」と発言。
一方で京都出身の本田望結さんは“左に茶碗 右に汁物”だと明かし、「大阪に行くと後ろに置いてあるのは何でだろうと思ってました」「でも大阪の学校なんですけど、給食は(味噌汁が)横に置いてあります」とコメントしています。
なにげない日常にも様々な差が潜んでいるようす。深堀すれば、面白い事実が見つかるかもしれませんね。
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