「何人」と「何名」の使い分けは明治時代が始まり!?“日本語”の意外なルーツを辿れ! 画像(1/2) 何気なく使っている“日本語の謎”に迫る!

何気なく使っている日本語には、「なぜ?」と思う不思議がいっぱい。

例えば携帯ショップの受付リストには「〇人待ち」と表示されるのに対し、飲食店では「何名様ですか?」と聞かれますよね。

なぜ人を数える時、「何人」「何名」と数え方が2つあるのでしょうか。


「人」と「名」の意外な理由に驚きの声続出!

その答えは、4月10日放送の「この差って何ですか?」(TBS系)で解説されています。

大東文化大学准教授・山口謠司先生の話によると、「何人」「何名」を使い分けるポイントは“個人を特定できるかどうか”にあるとのこと。


「人」を使う携帯ショップの待ち人数は、順番待ちの段階でどんな人が待っているのか個人を特定できません。

同様にライブの観客数やドラマのエキストラ募集人数も、一人ひとりを特定できないので数え方は「〇人」となります。


一方、個人を特定できる場合は「名」を使用。

飲食店の順番待ちの人数は、店員がお客の顔を見たり待機リストで名前を確認するので個人を特定できますよね。

他にも一人ひとり名前がわかるライブの出演者や、誰が社員なのか特定できる社員数も「〇名」に。


この意外な真実には、ネット上も「『人』と『名』にそんな事情があったなんて… 初耳!」「普段適当に使ってたけど、ちゃんとした理由が存在したんだね」「うわぁ… 今まで間違った使い方してたかも」といった驚きの声が続出しました。


ちなみに「人」と「名」を使い分けるようになったのは、明治時代が始まり。

もともと日本では全て「人」と数えていましたが、やがて陸軍などの軍隊が「名」を使い始めるように。

しかも明治になって初めてできた陸軍は、個人を特定できる組織。

江戸時代の古い組織と区別するために、「人」ではない数え方にわざわざ変えたのではないかと考えられています。


「ニホン」と「ニッポン」… 2つの読み方があるのは一体なぜ?

「何人」と「何名」の使い分けは明治時代が始まり!?“日本語”の意外なルーツを辿れ! 画像(3/2) 【写真】「ニホン」のルーツは江戸時代に遡る!

「人」と「名」のような日本語の謎は他にも。

例えば出身国を聞かれた際には「ニホン」と答える人が多いのに対し、日本選手を応援する時は「ニッポン! ニッポン!」と叫ぶ人がほとんどです。

ではなぜ「ニホン」と「ニッポン」で2つの読み方が存在するのでしょうか。


以前放送された「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、その真相を徹底解明。

前述でも登場した大東文化大学准教授・山口先生によると、もともと「日本」は「ニッポン」という読み方だけだったそうです。


しかし江戸時代から「ニホン」という呼び名が徐々に定着。

その理由はせっかちな江戸っ子たちが、「ニッポン」を「ニホン」と簡略し始めたことがキッカケでした。

ちなみに「三本締め」と「一本締め」があるのも、短気な江戸っ子が三本締めを拍手1回に省略したため。

山口先生は「ニホンという呼び方は江戸っ子が作ったといってもいい」とコメントしていました。


普段何気なく使っている言葉には、意外な理由と歴史が隠されているよう。時に言葉のルーツを辿ってみるのも面白いかもしれませんね。